「化粧水にも匹敵する温泉」ってどこにあるの?

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように―ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月19日放送分のテーマは「温泉のpH」です。

 「化粧水にも匹敵する温泉」ってどこにあるの?

ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」

温泉はお湯の温度の他に、水質によっても種類が分けられています。温泉に含まれる「水素イオン濃度の違い」によるもので、「pH(ピーエイチ)」という数字で表されています。pHの数字が小さくなればなるほど、水質は「酸性」。逆に大きくなればなるほど、水質は「アルカリ性」になります。細かな分類は以下のようになっています。―–■pH3未満……酸性■pH3以上~6未満……弱酸性■pH6以上~7.5未満……中性■pH7.5以上~8.5未満……弱アルカリ性■pH8.5以上……アルカリ性―–ちなみに、日本でトップクラスの酸性の強さを誇るのが「玉川温泉(秋田県)」で、数値は「pH1.2」です。空腹時の胃液、胃酸の数値は「pH1~2程度」と言われていますから、ほぼ同じ数値になります。そのぶん殺菌力が強く、皮膚病にも効果が期待されています。酸性度が強いため、「湯上りの際、皮膚が弱い部分の炎症を防ぐために“かけ湯”をして上がりましょう」など、入浴の際の注意書きがいくつもあるのだそうです。逆に、日本でトップクラスのアルカリ性の強さを誇るのが「都幾川温泉(埼玉県)」です。数値は「pH11.3」で、化粧水にも匹敵するのだとか。そのため、都幾川温泉は肌がスベスベになり、湯冷めがしにくいと言われているそうです。