STV札幌テレビ 「いじめを受けていた」死の4か月前の肉声 旭川女子中学生死亡 新市長は「調査遅れは事実」
3月、遺体で見つかった廣瀬爽彩さん・当時14歳。爽彩さんは4か月前の2020年11月、インターネットのライブ配信で配信者の男性にいじめについて相談していました。(廣瀬爽彩さんの声)「いじめを受けていたんですけれど、そのいじめの内容が結構きつくて、自分のほうでなかなか納得がいかないというか処理できないという気持ちになってしまっていて。学校自体にも行けなくなってしまって。学校に行くためにはどうしたらいいんだろうって考えたときに何も自分では思いつかなくて。学校側もいじめを隠ぺいしようとしていて、前の」(配信者の男性)「そうだよね。いまの時代は特に」(廣瀬爽彩さんの声)「そうそうそう」爽彩さんは別の中学校に転校したあとも、なかなか学校に行けないと悩みを打ち明けていました。(廣瀬爽彩さんの声)「人が怖いし人と話すのも苦手だし、外に出ることがつらくて体力もなくて、学校に行くだけの体力もなくて行っても吐きそうになってしまったり」絵を描くのが好きだったという爽彩さん。動画の中でも絵を披露していました。(配信者の男性)「これは自分のちゃんとした世界観を持っている人だよね。すごいの伝わる」(廣瀬爽彩さんの声)「ありがとうございます。いろいろ話して、なんかすっきりしたかったというのが一番の目的だったんですけど」(配信者の男性)「すっきりしたの?」(廣瀬爽彩さんの声)「ある程度、本当にありがとうございます」この4か月後、爽彩さんは市内の公園で遺体で発見されました。旭川市教育委員会はいじめが疑われる重大事態に認定し、第三者委員会が調査を進めています。(金澤記者)「これから今津市長がいじめの疑いがある重大事態について市教委に対して要望を伝えます」旭川市では8日、新しい市長が就任後初となる総合教育会議が開かれました。会議では調査の経過や今後の再発防止について議論したということです。(旭川市 今津寛介市長)「客観的にみても(調査が)遅れていることは事実ではないかなと思います。しっかりスピード感を持って進めていただきたい。遺族に寄り添いながらの中間報告、定時報告を行っていただきたい」今津市長は、市教委を通じて第三者委員会に対し今月中に中間報告をまとめ遅くても年度内に最終報告を出すよう要望しました。10/8(金)「どさんこワイド179」 2/13(日)15:03更新