名古屋・大須に“5人に1人”がつまずく「魔のスポット」 今年6月から突然… 原因は“白色”の段差
中京テレビNEWS
名古屋市内に“5人に1人がつまずく”という「魔のスポット」があります。しかも、その現象は今年6月から突然起き始めたというんです。そこには意外な原因が…。
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つまずく人が続出する“魔のスポット”がある場所は、名古屋の大須商店街の出入り口付近。「1日何十人という単位で、土日なんかは特につまずく方がたくさんいらっしゃる」「めちゃ多いです。ダイナミックに転びます」「お年寄りの方がちょっと押し車が倒れるみたいなのがあったので、それは怖いのかなと思うんですけど」(近くの店の人)この段差でつまずいてしまうというのです。
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カメラを置いてしばらく確認してみると、つまずく人がたくさんいました。「何も考えずにぼーっと歩いていて、つまずいちゃったんですけど」「段差あるとは思わなかった」「普通に歩いていたら、地面がへこんだ感じです」(つまずいた人)
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この現象は今年6月から続くようになったといいます。「そこをきれいにしてから。「きれいにしてくれたね~」って見てたら、転ぶようになったんです」(近くの店の人)
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実はこの場所、今年6月に整備。もともとグレーだった段差が真っ白になってから、こうしたつまずく現象が。
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専門家はこの“白色”に落とし穴が潜んでいると指摘します。 「ちょっと遠目からみたら、白線にしか見えない。段差があるっていう兆候がすごく弱くなっている。それが一つの原因なのかなと」(日本女子大学人間社会学部心理学科 竹内龍人 教授)
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近いところから見るとはっきりと段差が認識出来るのに対し、段の上側から見てみると白線に見えます。
さらに。「白で塗られていると影が見えにくくなる。つまり段差があれば影の効果で、何かあるなというのは普通わかるんですね。きれいに真っ白だと、そこの影が映りにくくなっていますから。真っ平らに見えてしまうと」(日本女子大学 竹内教授)
店の人もSNSに「5人に1人くらいがこけています。」と動画付きで注意喚起。「前、車椅子の方がひっくり返ってしまって、いつ骨折したり大きなけがが起きちゃうのかなと思うと、なんとか対策をしていただきたい」(近くの店の人)
こうした事態に名古屋市は「施工上問題はないが現状を鑑み、必要に応じて検討していきたい」としています。名古屋市内にあるつまずく段差。みなさんも足元には十分注意してください。