もう掃除前の片付けはいらない。新しいルンバはモノまみれでモノグサな僕にもぴったりだった
僕とルンバのあまーい生活。
ここ最近、ずっと悩んでいることがあったんです。それはロボット掃除機が自分に向いているかということ。
今まで、基本的にはスティック掃除機で過ごしてきたんですけど、周りを見渡すとみんなロボット掃除機を使ってるんですよ。ギズモード編集部にもロボット掃除機ユーザーが多いので、いろいろ聞いてみると
掃除しなくていいから楽。
という声が圧倒的。まあ確かにそうなんですけど、気になるところも。それは掃除をする前の「床片付け問題」。
僕、クセでどうしても床にモノを置いちゃうんですよね。外から帰ってきたら靴下を脱いで床に置いてますし、スマホやPCなどのケーブルを床にたらしっぱなし…。だから、ロボット掃除機を導入するとなると、床を片付けなくちゃいけないのが億劫に感じてしまって。
そんな折り、でした。ギズモードの動画チームからアイロボットの新製品「ルンバ j7+」のうわさを聞いたのは。
ルンバ史上、最高の賢さなんですよ! なんてたって、部屋の床にある物体を「回避するべきモノ」なのか「掃除するべきゴミ」なのかを見分けて掃除してくれるんですよ!? 床のモノを片付けなくても掃除してくれるんですから!
え、なにそれ! 俺のためにあるようなルンバだ!!
んで動画を見せてもらったところ…
おぉ、ほんとに床の上のコードや靴下を認識して避けてる。ペットの糞(※1)も見分けるの? マッピング機能もかなり優秀そうだ…。なんだかすげえ!
うわぁこれ欲しい…けど、買うとなると結構勇気がいるなぁ。なんならちょっとお試しできないかなぁ。そうだ! 「ウイークリーマンションでルンバ j7+と巣ごもり生活」って企画はどう? 編集部が忙しかったら部屋の手配もルンバの手配も俺が全部やるから!!
…って提案したらあっさり「いいですよ」とのこと。そんなこんなでルンバとの巣ごもり生活をすることとなりました。さて、僕が生活をする中で、ルンバ j7+にお掃除を任せられるのかな?
※1 犬または猫の固形の糞のみ(毛玉や吐しゃ物、液体は対象外になります)。
DAY1:早速お掃除。すみずみまでキレイになったし、お部屋マップもできた!
ということで、都内のとある部屋で僕とルンバ j7+の生活がスタート。二人の門出にふさわしい、こざっぱりとした1DKの部屋を用意しました。一見きれいですけど、やっぱりほこりっぽいかな…。ということで、さっそくルンちゃん(僕がルンバ j7+に付けた愛称)にお掃除してもらいました。
僕はベッドの上に座って、ルンちゃんが掃除をする様子を眺めています。初めての部屋の間取りを把握しながら、動き回って掃除をするルンちゃん、なんだか頼もしいです。
部屋をすみずみまで掃除し終わったルンちゃんが、部屋のマップを作ってくれました。
上の写真が実際の間取りなんですけど、これがかなり正確なんですよ。部屋と部屋の間もスムーズに移動していました。
ということで、初日のお掃除はこれくらいで。ルンちゃん、お疲れ様でした。明日からもよろしくね。
しかしこうして見ると、クリーンベース(充電ドッグ兼ゴミ集積ボックス)の高さは家具の下にも置きやすく、暮らしに溶け込む洗練されたデザインもいいですね。
また、掃除終了後に自動でクリーンベースにルンちゃんが帰ってくると、ルンちゃんが集めたゴミをクリーンベースが吸い取ってくれます。なのでルンちゃんのダスト容器はいつもからっぽの状態。クリーンベースからのゴミ捨ても簡単で、ゴミの溜まった紙パックを取り出して捨てるだけ。紙パックがいっぱいになったら、新しい紙パックをセットすることで同じようにゴミを溜めていってくれます。ゴミ捨てがとても簡単なのは、ものぐさな僕にはとてもありがたい!
DAY2:散らかった部屋もルンちゃんがスイスイ掃除してくれる
2日目にしてルンバ j7+の真価を目の当たりにしました。
本格的にこの部屋で仕事を開始したわけですが、自宅と違って決まった片付け場所があるわけではないので、ダイニングやベッドルームの床に充電用のコードなどを置いたりして、もうモノが散らかり始めています。そんな散らかった状態でも、ルンちゃんは余裕で対応してくれたんです。
賢いルンちゃん、昨日はなかった床の上のコードを見つけると、ちゃんと避けて掃除をしてくれます。無闇にぶつかったりしません。目の前に障害物があると、ちょっと止まって考えているような感じ。その仕草がかわいらしいんですよね。
ルンちゃんの前面にはカメラが搭載されていて、そのカメラで障害物を認識。コード類を見分けて、何を掃除して何を避ければいいのかを判断しています。ゴミは吸い込み、それ以外は避けて、できるだけ部屋の中を直線的なパターンで効率的に掃除してくれます。動画では見たけど、実際に見ると驚きますね。
また、障害物を見つけるとルンちゃんは写真を撮影して、掃除終了後に「こんな障害物を避けましたけど、どうします?」というように、専用アプリ上にフィードバックを表示してくれます。この障害物を一つずつ「これは障害物じゃないよ」とか、「ずっとここにあるものだから掃除しなくていいよ」というように教えてあげると、ルンちゃんが学習して次回からの掃除に役立ててくれます。
フィードバックの写真と実際の部屋の様子を見比べてみると、ちゃんと認識してますね。ルンちゃん、やっぱり賢い! こうして部屋の中の様子を学習していくことにより、障害物は避けて掃除をしてくれるようになります。ということは、部屋の片付けをしなくてもルンちゃんが掃除してくれるってことです! 事前に片付けしなくていいのは素晴らしい!!
DAY3:外出していても自動的にお掃除開始!
3日目はさらに便利な使い方を体験しました。
それは、アプリをインストールしているスマホのGPSを利用して、家を基準に、ルンバ j7+と何m離れたら掃除するかを設定すると自動的にお掃除を開始するというもの。
この日は仕事で外出だったのですが、あらかじめアプリからスケジュール設定をしておいたので、外出中にルンちゃんが部屋をきれいにしてくれていたのです!
ご主人様がいないときにせっせと掃除をしてくれているルンちゃんを想うと、ほっこりしますねー。
そしてもう一つ。外出先からアプリを使ってルンちゃんに「掃除して!」とお願いできます。先ほど紹介したスケジュール設定をしていない日でも、外出先で「今日は帰りが遅くなりそうだけど掃除だけ済ませておきたい」なんて思ったら、アプリからルンちゃんにお願いできるんです。
その際、「リビングだけ」「キッチンだけ」「ベッドルームとリビングだけ」というように、掃除をしてほしいエリアを指定することもできます。
どれだけ頭いいんだよ、ルンちゃん…。
DAY4:高性能センサーと2本のゴム製ブラシですみずみまできれいに
ルンちゃんとの巣ごもり生活、最終日。4日間その動きを観察していると、細かい点でも「ルンちゃんすごいな」と思うことが見えてきました。
その一つがセンサー。
ルンバ j7+には、家具の下に挟まってしまうことを避けるための「リアクティブセンサー」が搭載されています。また、特にゴミや汚れが多い場所を集中的にきれいにする「ダートディテクトテクノロジー」でスムーズかつていねいな掃除が可能なのです。ずっとその動きを見ていると、ルンちゃん賢いなぁと感心させられます。
また、本体裏側にあるアイロボット独自の2本のゴム製ブラシ「デュアルアクションブラシ」もいい仕事をしてくれる。これがあるおかげで、微細なゴミや髪の毛も逃さず取ってくれるんです。ゴム製なので髪の毛が絡みにくいのもありがたい。
ルンちゃんと過ごしている間、床にほとんどゴミが落ちていなかったのですが、このデュアルアクションブラシも活躍してくれていたんだなぁ。
今回、ルンちゃんと4日間過ごして、ロボット掃除機に対する認識がガラリと変わりました。
まず、床にモノを置いてしまうのがクセの僕でも使えるほど進化していたのが驚きでした。モノを片付けなくても掃除してくれるから安心して外出時にも掃除を任せられるし、部屋のマッピングも完璧だからすみずみまできれいにしてくれる。
僕の生活習慣をほとんど変えることなく、床がピカピカ。生活レベルがワンランクもツーランクも上がった気分になりました。
4日間その動きを見てきたからこそ言えますが、ルンちゃんことルンバ j7+は、これまでのロボット掃除機に対する誤解を解消してくれる存在です。「なんとなくロボット掃除機はなぁ…」と思っている人ほど、その賢さに驚くはず。
さあ、賢いルンバ j7+、気になってきたんじゃないですか? そんなあなたにいい情報を。ルンバって、サブスクサービスがあるんですよ! 毎月定額でルンバ j7+が使えます。これなら、気軽に始められますね。
部屋の片付けは面倒だけど、ロボット掃除機で床をきれいにしたい。そんな願いを叶えてくれるルンバ j7+。サブスクでおうちにお迎えしてみてはいかがですか?
Photo: 三浦一紀Source: アイロボット