いよいよ迫った消費増税、家電は今が買い時なのか? 増税前に買っておきたいモノ
また特に、大型家電製品で注意したいのが購入のタイミングです。消費税が8%から10%に切り替わるのはご存知の通り10月1日。家電製品の場合、持ち帰り品なら9月30日までに購入すれば問題なく8%になりますが、配達・設置工事を伴う大型家電は事情が異なります。
消費税がかかるタイミングは、店頭でお金を払った時点ではなく、商品が家電量販店の手を離れた時。つまり、9月30日に購入しても配達が10月1日ならば消費税は10%になってしまうのです。9月最終週は駆け込み需要が見込まれるため、配達・設置工事のスケジュールがタイトになる可能性もあるので、遅くても9月23日までには購入の判断をしましょう。
店頭でも、配達・設置工事を伴う大型家電は、早めの購入を訴えているでは、増税前に買ったほうが良い商品とは何か。それは、価格変動の少ない商品です。メーカーでいうとアップル、マイクロソフト、アイロボットなどが挙げられるでしょう。他のメーカーでも、例えばシャープのホットクックのように、価格がほぼ下落しない商品があり、こちらも対象といえます。
商品ジャンルで見ると、高級一眼レフカメラ、アクションカメラ、スマートスピーカー、ヘッドフォン、マッサージチェア、理美容機器、玩具、ゲーム機本体、ゲームソフト、映像・音楽ソフトなどが、価格変動の少ない商品です。お目当ての製品があるのならネットで価格の推移をチェックし、変動が少ないモデルならば増税前に購入するとよいでしょう。
また、発売されたばかりの新製品をいち早く手にしたいのなら、思い切って増税前に買ってしまうのも手です。高額な大型家電は徐々に価格下落していきますが、それまで待てないという人もいることでしょう。価格下落には時間がかかるものなので、最近家電の調子が悪いとか、新製品に搭載された新機能が気になるというのであれば、この機会に購入を検討してみましょう。たとえ1カ月後に1万円ほど価格が下がっても、新しい家電製品と過ごしたその1カ月間の体験は価格に見合ったものになるはずです。
このほか、例えば4Kテレビ用のアンテナ工事や食洗機の設置工事費用にも消費税はかかってきます。工事費が変動することはまずないので、4Kテレビや食洗機を購入する予定があるのならば、今のうちに済ませてしまうのも良いでしょう。