Windowsを無料でテザリングアクセスポイントにしてみた&安定化TIPS【無線LANルーター化】
自宅の無線LANルーター「WR8700N」が壊れたので、BUFFALO の「WXR-1900DHP」に買い換えようと思ったら、これが人気機種で納期が長くってもう。
ということで、当面は Windows PC を無線LANルーター化して凌ぐことにしたので、色々メモ。
方法としては既知ですが、安定運用に関するTIPSと合わせて自分用メモとして書いておきます。
今回は、Windows 8.1 PC +無線LANインターフェース+インターネット接続可能な有線LANのNIC、という構成で試しています。
有線LANのインターネットを無線LANで共有する。という形です。
LTEなどのモバイル回線内蔵PCの場合、もっと簡単にテザリングする方法がありますので、そちらを使うのが良いでしょう。
まず、コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。
Windows 8.1 の場合は左下のWindowsロゴを右クリック→「コマンドプロンプト(管理者)」です。
次に、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
# SSID とパスワードの設定netsh wlan set hostednetwork mode=allow ssid=SSID名 key=パスワード keyusage=persistent# Wi-Fiホットスポットの開始netsh wlan start hostednetwork
SSID名とパスワードは各自、自分で決めたものに置き換えてください。SSID、パスワードの更新時もこのコマンドをそのまま使えます。
この他、次のコマンドを使えば、この Wi-Fi アクセスポイントのコントロールと状態確認が可能です。
# Wi-Fi ホットスポットの停止netsh wlan stop hostednetwork# Wi-Fiホットスポットの状態と詳細の表示netsh wlan show hostednetwork# Wi-Fiホットスポットのセキュリティ情報の表示netsh wlan show hostednetwork setting=security
あとはスマホ・PC の Wi-Fi 設定画面で、先に設定した SSID/パスワードを設定すれば、PCのインターネット接続を使うことができます。
ちなみに、この方法で作った Wi-Fi アクセスポイントのセキュリティは、WPA2-PSK になるようです。
この方法で作った Wi-Fi アクセスポイントは、PC のシャットダウン・スリープで停止してしまいます。そのため、起動時には再度、PCを操作して無線LANを開始してやる必要があります。(netsh wlan start hostednetwork コマンド)
また、NICとしては「Microsoft Hosted Network Virtual Adapter」が追加された形となります。
間違ってこのネットワーク接続を「無効化」してしまった場合は、無線LANアクセスポイント開始時に「ホストされたネットワークを開始できませんでした。グループまたはリソースは要求した操作の実行に適切な状態ではありません」というエラーが出るようになってしまいます。
この場合、PC を再起動して、デバイスマネージャから「Microsoft Hosted Network Virtual Adapter」を開き、「デバイスを有効にする」必要があります。
まぁ、クライアントOS 版 Windows ですし、色々アレでナニってこともあるのでしょうが、実はこの方法、実際使うとなかなか癖があり、初期設定のままだと、頻繁に接続が切れたり、繋がらなくなったりする場合があります。
ということで、安定化のためのTIPSを書いておきます。
<無線LANの接続安定化のためのTIPS>
<無線LANの認証はOKだけど、通信が通らない場合>
うちの環境では、ここまでの設定で安定動作するようになりました。
※この記事は、自分用メモとして将来更新する可能性があります。
WXR-1900DHPは23,000円前後が適正価格なのでボッタクリに注意してください。
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