Engadget Logo エンガジェット日本版 ダイソン、レーザーでホコリが見える掃除機 V12 Detect Slim など発表

ダイソンは5月26日、目視しづらい微細なホコリをレーザーで可視化することで取り逃しを防ぐコードレス掃除機「V12 Detect Slim」と「V15 Detect」を発表しました。ダイソン直営店、ダイソン公式オンラインストア、ダイソンお客様相談室、各家電量販店が順次取り扱います。

Laser Slim Fluffy クリーナーヘッドには、床とホコリとの間に最適なコントラストを生み出すグリーンレーザーダイオードを採用し、床から7.3mmの位置に1.5度の角度で組み込んでいます。これにより、目視しづらい床の微細なホコリを可視化し、除去できるようになったとダイソンはアピールします。

吸ったゴミの量やサイズを液晶ディスプレイで確認できるのも新製品のポイントです。

これを実現するためにダイソンが新たに開発したのが「ピエゾセンサー」。この具体的な仕組みは、クリーナーヘッドから吸収されたゴミが吸気口付近にあるピエゾセンサーに当たると、粒子の音響振動が電気信号へと変換されるというもの。

粒子の計測は1秒間に最大1万5000回行われ、その結果がリアルタイムで液晶ディスプレイに表示されます。

さらに液晶ディスプレイには、吸引モードや残りの運転時間、ユーザーがフィルターを掃除すべきタイミングやメンテナンスに関する通知も表示されます。

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またダイソンは、掃除機のメンテナンスに対する主な不満の一つにブラシの毛絡みがあることを挙げ、この不満解消のために円錐形の毛絡み防止スクリューツールを新たに開発したことも発表。

吸引された毛髪やペットの毛が、ブラシバーの直径が長い方から短い方へ回転しながら移動し、絡むことなくクリアビンへ吸い上げられるとダイソンは説明しています。

■ 「V12 Detect Slim」と「V15 Detect」の違いは?

「V12 Detect Slim」と「V15 Detect」の違いは電源スイッチ、サイクロン数、運転時間、サイズなど。

「V12 Detect Slim」の電源スイッチはボタン式ですが、「V15 Detect」ではトリガー式となっています。

搭載されている Dyson Hyperdymium モーターの回転数は最大12万5000回転。遠心力は最大10万G。サイクロンの数は「V12 Detect Slim」が11個、「V15 Detect」が14個です。ちなみに吸引モードを「オートモード」に設定すると、ゴミの量が多いと検知した場合に、自動的に同モーターの吸引力を高めます。吸引するホコリの量が通常レベルに戻ると、それに応じて吸引力も下がる仕様です。

直販価格は「V12 Detect Slim」が8万6900円から10万2300円。「Dyson V15 Detect Total Clean 」(SV22 ABL)が10万8900円、直販限定モデル「Detect Absolute Extra(SV22 ABL EXT)が11万3300円となっています。