スマートロボティクス、ガイドレス自律走行・自動除菌の殺菌灯搭載ロボット「SR-UVC」を開発
株式会社スマートロボティクスは、2020年5月より遠隔操作方式の殺菌灯搭載ロボットを発売している。
このほど同社は、専用タブレットをワンクリックするだけで、ロボット本体のセンサーが自己位置と走行路を検出して自律走行する殺菌灯搭載ロボット「SR-UVC」モデルCの開発、販売を開始した。
同ロボットは、UV-C 254nm波長の紫外線を360度方向と床面に照射して除菌作業を行う。自律走行のモデルCはレーザーセンサーによる障害物検知、三次元カメラによる空間障害物検知、安定走行振動吸収サスペンションを新たに搭載したうえ、大きさは縦40センチ・横50センチ・高さ1メートル68センチ、重量が55キログラムと従来の遠隔操作方式とほぼ同じサイズとなっている。また、人を検知した場合はすぐに照射をストップさせるAI人影検知機能など安全性も確保しているという。
今回の開発にあたり、医療機器だけでなく、手の行き届かない天井や壁、床、リネン類やカーテンも照射できるので、導入病院の聞き取り調査では除菌にかかる院内スタッフの時間が約70%減り、人件費換算で500床の場合、年約500万円、1000床の場合は年約1000万円削減されるというシミュレーション結果が得られた。
同ロボットにより、医療従事者や院内清掃スタッフの感染リスク・心理的負担を軽減する。
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カテゴリー ヘルスケア・医療、ロボティクス、ニュース タグ スマートロボティクス(Smart Robotic)