「本当に素晴らしいアイデア!」 世界初「自洗式モップ掃除ロボット」がクラウドで大人気

一般家庭に普及しつつあるロボット掃除機。GetNavi webの最新ロボット掃除機4モデル、徹底比較記事を読んで「うーん、どれがいいかな?」と悩んだ人もいるかもしれません。

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ロボット掃除機のポイントのひとつは、どれだけユーザーの手間が削減されるか。最新ロボットにスケジュール機能がついていたり、マッピング機能で自動で部屋を識別してスケジュールを組ませたりということができるのも一重にユーザーの手間を減らし、そして効率的に掃除をするためです。

しかし、掃除を定期的にすればどうしても集めたゴミがロボットのなかに溜まります。各メーカーもゴミ捨てのデザインを簡単にしたり、まるまる水洗いが可能にしたり、いろいろと工夫をしていますが、個人的に上記比較記事でポイントが高かったのがルンバi7+の「自動ゴミ収集機能」でした。ルンバが掃除を終了するとベースに戻り、ベース内へとゴミを送り出す仕組みになっているため、人によってはゴミ捨てが数か月に一度で済みます。

しかし、そんなスマートな機能を搭載しているのはルンバi7+だけではありません。同じような発想をモップ掃除機で実現したのが、Kickstarterで人気を集めている世界初の自洗式モップ掃除ロボット「Narwal」です。

「本当に素晴らしいアイデア!」 世界初「自洗式モップ掃除ロボット」がクラウドで大人気

Narwalはモップ掃除も通常の吸引掃除も行える掃除ロボットですが、ベースに大容量の水タンクを備えることでロボットへの給水作業も自動化しています。しかも、モップ自体の清掃もベースが自動で行ってくれるのも見逃せない特徴。洗って、流し、モップを乾かすというプロセスのオートメーション化も実現しているんです。ベース自体には2つのタンクが備わっており、きれいな水と汚れた水を分けているので、フロアー掃除にはきれいな水とNarwal専用の洗剤を使って行われます。

タンクは最大で5リットルの水を収めることができるので、かなり広いスペースでも一気に掃除をすることができます。Kickstarterの説明ページによると約200平方メートルを3時間で掃除してしまうとのこと。2つのウルトラ・マイクロファイバーによるモップ部分が回転することでフロアをキレイに拭き取ってくれるそうです。

また、Narwalはモップ掃除だけでなく吸引掃除ロボットとしても機能できます。最新の掃除ロボットが備えている、マッピング機能、掃除ルートの最適化、スケジュール機能、遠隔コントロール、立入禁止エリアの設定、段差センサーといった機能もちゃんと備えています。しかも騒音は45dBとかなり低くなっています。

すでに予約購入者数は1100人以上(5月7日現在)。目標金額(3万ドル)の20倍以上となる約66万ドル(約7300万円)を集めています。やはりモップの自動掃除と自動給水機能が購入の決めてとなっていることがコメント欄から伝わってきます。

「犬を2匹飼っているけど、日中は屋内にいて、タイルのフロアのうえに(おしっこの)水たまりを作ってしまいます。でも、このロボットなら問題解決!」「このアイデアは本当に素晴らしい。あらゆるロボット(掃除機)に不足していたのが、洗剤を使ったモップ掃除だから」と興奮の声がたくさん書き込まれています。

モップ掃除をする前にはフロアの細かいゴミをまず取り除く必要がありますよね。それもNarwalがしてくれて、その後のモップ掃除もNarwalがしてくれるということで一挙両得はもちろん、両方をしてくれることに意味があるわけです。

コメント欄でいくつか質問が挙がっていますが、音声アシスタントのサポートは予定がなく、洗剤はNarwal専用のものを購入してもらうとのこと。価格は1台約6万5000円から(日本への配送料は3244円別途必要)となっています。配送は今年9月の予定。Narwalのようなロボット掃除機がこれから市場にどんどん参入してくれば、競争はもっと激しくなり、さらによい製品が登場するかもしれませんね。