メルセデスベンツ、自宅用充電システムを欧州発表…スマホで遠隔操作可能

メルセデスベンツは2月11日、EVなどの電動車を自宅で充電するための新しい「メルセデスベンツ・ウォールボックス」(Mercedes-Benz Wallbox)を欧州で発表した。2022年4月、ドイツ本国をはじめ、欧州主要国で発売される予定だ。

メルセデスベンツ、自宅用充電システムを欧州発表…スマホで遠隔操作可能

メルセデスベンツ・ウォールボックスは、イーサネットケーブルやWi-Fiを通じて、インターネットに接続する。これにより、スマートフォンの「Mercedes me」アプリを使用して、ウォールボックスを遠隔操作できる。たとえば、車両の充電プロセスを遠隔制御。車両の充電状況などが、Mercedes meアプリで確認できる。

不正使用から保護するために、メルセデスベンツ・ウォールボックスは、アプリや「RFID」カードによって、遠隔でロックできる。メルセデスベンツ・ウォールボックスには今後、無線でソフトウェアのアップデートを受信するオプションが用意される予定だ。

メルセデスベンツ・ウォールボックスは、充電出力を3段階で調整でき、最大出力22kWで充電できる。これにより、一般的な家庭用ソケットよりも数倍速く充電できる。ウォールボックスのマルチカラーLEDライトは、現在の充電状態を示す。

なお、ドイツでは、メルセデスベンツ・ウォールボックスには、タイプ2のプラグが付いた長さ6mの充電ケーブルが付属している。