ボタン1つで家電まとめて操作が便利。+Styleの「スマートWi-Fiプラグ」

上記の理由から、なかなか使いどころが難しいのがスマートプラグ。ただ、+StyleのスマートWi-Fiプラグは、電源オンオフだけではない便利な機能が搭載されています。

その1つは、家電の消費電力をトリガーにして電源のオンオフが可能なこと。主な用途としては+Styleのスマートリモコン(6,480円/税込)と組み合わせたテレビの操作が挙げられます。

スマートリモコン

ボタン1つで家電まとめて操作が便利。+Styleの「スマートWi-Fiプラグ」

テレビリモコンの電源ボタンは、1回押すと電源オフ、同じボタンをもう1回押すと電源オンというように、1つのボタンでオンオフを繰り返す“トグル”になっています(ほとんどの場合)。これはテレビの状態を確認して操作するときは問題ないのですが、スマートフォンやスマートスピーカーを使ってテレビを“まとめて操作”する時にはやや不便なことがあります。

例えば「行ってきます」とスマートスピーカーに発話したら自宅の照明やテレビを全部消す、という設定を作りたい場合。テレビが点いていない時に「行ってきます」と言ってしまうと、照明は消えるのにテレビだけ逆に点いてしまう、ということが起きます。

しかし、消費電力をトリガーにできると、テレビの電源オンオフを明確に区別することができるようになります。具体的には「消費電力が高い」状態を電源オンと見なし、その時に電源ボタンを押したらテレビの電源をオフにするので、テレビを消したかったのに点いてしまった、という状況を無くすことができるのです。

まずはスマートWi-Fiプラグとテレビのコンセントを装着し、テレビが電源オンとオフのときでどのくらいの消費電力(W)なのかを確認。次にアプリのスマートモードで、リビングの照明がオフになったとき、テレビの消費電力も高かったらテレビの電源を切る、という設定を作ることで、テレビの状態に関係なく「行ってきます」と発声して、リビングの照明がオフの時はテレビを必ずオフにできるようになります。

筆者宅のテレビは電源オフ時の消費電力が約30W電源オン時は約120W。約50Wより上か下かで電源オンオフかどうかを判断できる部屋のシーリングライトが消えたときにテレビの消費電力が50W以上だったらスマートリモコンでテレビを消す設定で間違いなくテレビをオフに

なお、この設定を作るためには、同じアプリで操作するため、照明とスマートリモコンも+Style製の必要があります。テレビの電源を切るだけならスマートリモコンを使わずスマートWi-Fiプラグでもできるのですが、前述の通りコンセントを抜いたのと同じ動作のため、次にスマートリモコンなどでテレビをオンにするとき、テレビ本体のコンセントが入っていないためにテレビが点かない、という状態になってしまうので不便です。