車中泊の必需品!あると便利なポータブル電源のおすすめモデル5選

近年のアウトドアブームは、とどまるところを知りません。最近では、一人でキャンプを楽しむソロキャンプに加えて、より手軽にキャンプ気分を味わえる車中泊も話題になっています。今回は、そんな車中泊で使えるポータブル電源の選び方とおすすめの商品を紹介していきます。もちろん、キャンプなどのアウトドアだけではなく、災害時の予備電源としても使えますので、一家に一台備えておいて損はありません。

車中泊でのポータブル電源の使い道と選び方

まずは、ポータブル電源を車中泊で使う際、どのような使い道があるのかを紹介します。併せて、ポータブル電源を購入する際の注意点もご覧ください。

車中泊に便利! ポータブル電源で使える家電

車中泊をする時にポータブル電源があれば、スマホやパソコンを充電できたり、冬は電気毛布、夏は扇風機など、快適に過ごすための家電が使えたりします。小型の冷蔵庫や電気ケトルなど調理家電の利用にも役立ちます。

ポータブル電源を選ぶ際には、容量と出力をチェックしましょう。容量は次のようにして算出されます。

容量「Wh」=電力(W/ワット)×時間(h)

例えば容量が100Whなら、計算上は「消費電力10Wの家電を10時間使える」ことになります。ただし、実際に使えるのは表示容量の7割程度といわれているので、余裕をもたせるためにも大容量のポータブル電源を選ぶといいでしょう。

出力はポータブル電源が供給できる電力の量です。定格出力は安定して出力し続けられる量で、瞬間最大出力は瞬間風速的に出せる最大の量を表します。

ポータブル電源を選ぶ前に、目的の家電がポータブル電源の容量と出力の範囲内で使えるかどうか、あらかじめチェックしておくことが大切です。

車中泊で電気毛布を使うならどんなポータブル電源を選ぶ?

寒い季節の車中泊は、電気毛布があると快適に過ごせます。一般的な電気毛布の消費電力は「強」で使用すると50W前後、「弱」なら数W程度です。例えば、消費電力50Wの電気毛布を8時間使うとすると、「50W×8h」で400Wh以上のポータブル電源が必要です。

【参考】キャンプをもっと快適に!あると便利なポータブル電源おすすめ6選

車中泊でも冷蔵庫を使いたい! 必要なポータブル電源の条件は?

ポータブル冷蔵庫があると、連泊の際に役立ちます。消費電力は50~100W程度のものが多いので、それを上回る定格出力のポータブル電源を選びましょう。冷蔵庫を連続使用しながらほかの家電も使うためには、その分の消費電力も加味して選ぶ必要があります。

車中泊には大容量のポータブル電源を選ぼう

電気毛布や冷蔵庫などを使うなら、ポータブル電源の容量は500Wh以上のものを目安に選ぶといいでしょう。災害時用も兼ねている場合は、3~4日の停電にも耐えられるように1000Wh以上のものがおすすめです。

車中泊の必需品!あると便利なポータブル電源のおすすめモデル5選

【参考】キャンプや防災時の必需品!アウトドアで家電も動かせる大容量ポータブル電源おすすめ6選

防水機能付きのポータブル電源もおすすめ

屋外での使用も考えると、ポータブル電源に防水機能が搭載されているとなお良いでしょう。近年ではIPX4(あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けないレベル)以上の等級を備えた製品も数多く登場しているので、購入前に防水性能もチェックしてみましょう。

車中泊で便利! 大容量ポータブル電源おすすめ5選

車中泊にふさわしいポータブル電源がどのようなものか把握できたところで、ここからは具体的におすすめの商品を紹介します。ポータブル冷蔵庫や電気毛布などが利用できるよう、容量500Wh以上のものを5つ選びました。

シリーズ最強のポータブル電源「Anker PowerHouse ll 800」

「Anker PowerHouse ll 800」はポータブル電源Anker PowerHouseシリーズの中で最大のバッテリー容量と出力を誇るモデルです。

バッテリー容量は778Whで、合計最大出力は770W(ACポート合計最大500W、USB-A合計最大30W、USB-C合計最大120W、シガーソケット+DC合計最大120W)。

AC出力やUSB-A・USB-Cなど、合計11個のポートを搭載しているため、小型の冷蔵庫を使用しながらスマホの充電ができるなど、家族で同時に利用できます。ライトモード/SOS用フラッシュモードに対応した2つのLEDライトを搭載し、災害時に役立つ機能も装備しています。

【参考】Anker Japan公式サイト製品詳細ページ

大容量1500Wタイプのポータブル電源

ポータブル電源やソーラーパネルなどを販売するJackery史上最大級のスペックを誇る商品。

バッテリー容量は1534.68Wh。ドライヤーや掃除機など高出力の家電も使えます。Twin Turbo(ツインターボ)システムを搭載しており、ACアダプターを2つ使用するとポータブル電源本体を最短4時間でフル充電できます(※2つ目のACアダプターは別途購入が必要です)。

【参考】Jackery公式サイト製品詳細ページ

日本製ブランドによる大容量ポータブル電源Smart Tap「PowerArQ Pro」

Smart Tapは、福岡県にある加島商事株式会社のプライベートブランドです。

「PowerArQ Pro」のバッテリー容量は1000Wh超え、定格出力1000Wとパワフルなモデル。シガーソケットケーブル同梱で、車の中でも急速充電ができます。スタイリッシュなデザインも魅力的です。

【参考】Smart Tap公式サイト製品詳細ページ

定格出力1600W! 容量の最強級のポータブル電源EcoFlow「EFDELTA」

EcoFlow「EFDELTA」はバッテリー容量1260Wh、定格出力1600Wのパワフルなモデル。瞬間最大出力は3100Wです。

ポータブル冷蔵庫のように何時間も継続して稼働が必要な家電があっても、大容量モデルなので安心です。充電はソーラーパネルやカーポートからできます。X-Streamテクノロジーにより充電スピードが速く、たった1時間で0%の状態から80%まで充電が可能。一般的なポータブル電源の10倍の速さとなります。

【参考】EcoFlow公式サイト製品詳細ページ

一般家庭の2日分!?停電しても心配無用の112万5000mAh超大容量ポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro」

1000Wもあるのに安い! コスパの良い大容量ポータブル電源

大容量のポータブル電源の中でも価格を抑えたものを探しているなら、JVCケンウッド「BN-RB62-C」がおすすめです。Amazonや楽天市場では7万5000円以下で購入できます。

容量は626Wh、瞬間最大出力は1000W。出力はAC、USB、DC、シガーソケットに対応。別売りのポータブルソーラーパネルと接続すれば、屋外でもポータブル電源を充電できます。

【参考】JVCケンウッド公式サイト製品詳細ページ

大容量のポータブル電源があれば、快適に車中泊ができるうえに、災害時の予備電源としても活躍してくれます。必要な容量は、使いたい家電の種類や数、人数などによって異なりますので、あらかじめ計算してから商品を選びましょう。

※データは2021年9月中旬時点での編集部調べ。※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット