ウクライナ情勢における原発状況(随時更新)

ウクライナ原発状況アップデート

日別原発稼働状況

ウクライナ原発関連基礎情報

ザポリージャ原発攻撃に関するロシア国防省報道官の説明について


〇ウクライナ原発状況アップデート


2022年3月17日

2022年3月16日

  • ウクライナ国営電力Ukrenergo、ENTSO-Eとの同期接続作業を16日に実施したと発表(現地時間16時17分、ref)
  • IAEAは、20時40分(中央ヨーロッパ時間、日本時間15日4時40分)、本日より送電が回復するはずだったチェルノブイリ原発について、ウクライナ側から、電力供給が完全に回復する前に占領軍により再度送電線が損傷したとの報告を受けたと発表。ただし、13時10分(中央ヨーロッパ時間、日本時間21時10分)に修復が完了、チェルノブイリ原発側での送電網への接続作業を再開したという。ザポリージャ原発での不発弾処分についても報告を受けており、さらなる情報を求めているという。なお、チェルノブイリ原発を除く4つの原発からの保障措置関連情報はIAEA本部に送信されている。また、ウクライナでは15基中8基の原発が稼働中。(ref)
  • 2022年3月15日

    2022年3月14日

  • IAEAは、20時40分(中央ヨーロッパ時間、日本時間15日4時40分)、本日より送電が回復するはずだったチェルノブイリ原発について、ウクライナ側から、電力供給が完全に回復する前に占領軍により再度送電線が損傷したとの報告を受けたと発表。ただし、13時10分(中央ヨーロッパ時間、日本時間21時10分)に修復が完了、チェルノブイリ原発側での送電網への接続作業を再開したという。ザポリージャ原発での不発弾処分についても報告を受けており、さらなる情報を求めているという。なお、チェルノブイリ原発を除く4つの原発からの保障措置関連情報はIAEA本部に送信されている。また、ウクライナでは15基中8基の原発が稼働中。(ref)
  • 2022年3月13日

    2022年3月12日

    2022年3月11日

    2022年3月10日

    2022年3月9日

    2022年3月8日

    2022年3月7日

    2022年3月6日

     KIPT中性子源施設参考資料1、資料2

    2022年3月5日

  • ウクライナ国家原子力規制局、ザポリージャ原発の過酷事故時の放射性物質拡散シミュレーションを発表(ref、ref)
  • ウクライナ原子力公社EnergoatomのSNSによれば、現地時間9時30分時点で、ウクライナの4つの原発は稼働中。ただし基数は公表せず(ref)
  • ウクライナ原子力公社Energoatomのウェブサイトがサイバー攻撃によるアクセスできなくなる(ref)
  • ウクライナ原子力公社EnergoatomのSNSが攻撃当時のザポリージャ原発3号機中央制御室の映像を公開(ref)
  • 国営電力Ukrenergnoは周波数50Hzを維持していると発表(ref)
  • IAEAが受けたウクライナ当局からの報告によれば、ザポリージャ原発運転員と連絡はとれているとのこと。また火災のあった訓練棟のほかに、実験棟と管理棟にも被害が及んだという。稼働基数はザポリージャ原発を除く3原発9基中6基、ザポリージャ原発を含め8基が稼働中。チェルノブイリ原発職員は2月23日以来、シフトを交代できずにいる(ref)
  • ウクライナ国家原子力規制局によれば、現在、ザポリージャ原発を巡回して損傷状況を確認中。確認結果は巡回後報告される。また現地時間13時30分時点でEnergodar市への熱供給が復旧(ref)
  • ザポリージャ原発近くの空間線量測定地点の測定値に変動なし。
  • 2022年3月4日

    ウクライナ情勢における原発状況(随時更新)

     参考:ロシア軍のザポリージャ原発攻撃に関するコメント(原子力資料情報室)

    2022年3月3日

    2022年3月2日

    参考:【原子力資料情報室声明】11年目の忘却 安全文化を放棄した憂うべき原産協会理事長発言

    2022年3月1日

    2022年2月28日

    2022年2月27日

    2022年2月26日

    2022年2月25日

    参考:【原子力資料情報室声明】原発と戦争ーロシアは速やかにウクライナでの軍事作戦を中止するべき

    2022年2月24日


    〇日別原発稼働状況(数字はMWe、ウクライナ国家原子力規制局ウェブサイトより)

    2/242/252/262/272/283/13/23/33/43/53/63/73/83/9
    ザポリージャ1635635635停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止
    2980980980980980980980980停止460980980980980
    3875875775780780775775775停止停止停止停止停止停止
    4980980980980980980980980680980980980980980
    5820停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止
    6880335停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止
    リウネ1停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止
    2420420425430425420420420420420420420425430
    3860665660665670670670670670670670670665670
    4840875875865940101010101010101010101015101510101010
    フメルニツキ―1980850841840840840840840980980980980980980
    2停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止
    南ウクライナ1980750750750750750750750980980980980980980
    2980750750750750750750750980980980980980980
    3640640停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止停止
    合計出力108708755767170407115717571757175572064807005700570007010
    稼働基数13121099999788888

    〇ウクライナ原発関連基礎情報


    ・ウクライナの原発地図

    ・ロシア型軽水炉

    VVER440:電気出力44万kWの旧ソ連製第二世代加圧水型軽水炉。IAEAレビューにおいて安全性に懸念が示されている。

    VVER1000:電気出力100万kWの旧ソ連製第三世代加圧水型原子炉。西側同等の水準とされている。

    参考:VVER440とVVER1000のレイアウト。VVER440は原子炉格納容器がないが、VVER1000には格納容器があることがわかる。

    ・ウクライナの原発一覧


    ・各原発の使用済み燃料貯蔵量(2017年7月1日時点)

    ・ウクライナの電源別発電電力量(米EIA資料より作成)

    ・ウクライナの国際連携線(ENTSO-Eウェブサイトより)

    ・関連リンク

    ・ザポリージャ原発配置図

    火災が発生したのは15番の訓練棟

    ・南ウクライナ原発配置図

    ・リウネ原発配置図

    ・フメルニツキ―原発配置図

    ・チェルノブイリ原発配置図


    ●ザポリージャ原発攻撃に関するロシア国防省報道官の説明について

     1.3月2日に行われたザポリージャ原発に隣接するEnergodar住民の集会位置(Google mapより、バリケード位置を矢印で示した。)

     2.根拠

    3.時系列

    4.疑問点と考察

  • 時系列から見ても、Energodar市街で戦闘を経たうえでザポリージャ原発に向かっていることからも、「原発に隣接する保護地区のパトロール」というロシア国防省報道官の説明は不合理。