世界最軽量の掃除機も!パナソニックが50代をターゲットにした高級家電シリーズ
2014年09月18日 09時00分更新
文● ナンジョー
パナソニックは、50代、60代をターゲットにした新しい家電シリーズ『Jコンセプト』を発表した。まずはエアコン『Xシリーズ』を10月下旬、『HXシリーズ』を11月上旬に発売し、紙パック式掃除機『MC-JP500G』を11月25日、2015年2月に冷蔵庫『NR-JD5400V』を順次発売する予定。
『Jコンセプト』のJは「JAPAN」と「上質」を意味する。ニッポンの暮らしを意識し、50代60代が家電に求める意見や不満を2年かけてリサーチし、商品化にこぎつけた。
『MC-JP500G』 予想実売価格5万5000円前後(税抜)。世界最軽量の2キロ(本体)の掃除機。同社の現行製品の約半分の軽さを実現した。300Wと吸込は決して大きくないが、ハウスダスト発見センサーやLEDナビライトを搭載し、畳もフローリングも絨毯もしっかり掃除できる。
本体の材質は、軽さと強度を両立した『PPFRP』(PP繊維強化樹脂)を採用。従来の樹脂材料の約半分の厚さだが、強度はむしろ増しているという。
左が従来品の『MC-PA330GX』。モーターも小型しているのがわかる。
ルームエアコン『Xシリーズ』 予想実売価格21万円~33万円前後(税抜) ルームエアコン『HXシリーズ』 25万円~35万円前後(税抜き)
フラップが大型化したことにより、足元に暖かな気流を届けることができるという。UVユニットと銀イオンでフィルター除菌も自動で(左は従来品)。
『NR-JD5400V』(参考出展) 60歳以上の女性の平均身長が152センチで、ちょうど肘を曲げた高さが約90センチになることに合わせ、ウェストラインを88センチと現行製品より約5センチ低くした。右は2003年の同社製品『NR-F462U』。こちらに比べると15センチも低い。
パナソニック株式会社代表取締役専務アプライアンス社高見和徳社長は「家電の国内市場は横ばい傾向だが、台数を金額でカバーする」とJコンセプトの意気込みを語った。今後はAV分野においても検討するという。
■関連サイト Jコンセプト
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