大掃除はガジェットで効率的に乗り切ろう! おすすめの掃除道具5選

平安時代からの伝統

そもそもなぜ年末に大掃除をするのか。そのルーツは平安時代にまでさかのぼる。昔は家の中に囲炉裏やかまどがあり、そこで火をおこすと家の中がすすだらけになってしまった。そこで、12月に1年分のすすを払い、神様を迎える行事である「煤払い(すすはらい)」がおこなわれ、それが現代の大掃除の由来といわれている。

年末は時間がとりやすい

現代において年末に大掃除がおこなわれる理由の1つに、年末は時間がとりやすい点が挙げられる。仕事をしている人や学生の人でも、年末は休みがとりやすく、掃除に割く時間を作りやすいのだ。まとまった時間がとれれば、普段は行き届かないところまでしっかりと掃除をできるだろう。

大掃除をやってはいけない日も

大掃除はいつやってもかまわないのだが、縁起の面で避けるべき日がある。それは12月29日と12月31日だ。12月29日は「9」を含み、「苦」を連想させることから避けるべきとされている。また、12月31日は歳神様を迎える日であり、この日に忙しく掃除することは神様に対して失礼とされているのだ。絶対に大掃除をしてはいけないというわけではないが、12月28日までに大掃除を終えたほうがいいかもしれない。

大掃除を効率的にこなすためのガジェット5選

大掃除は手間や時間がかかるものだが、最近のガジェットを使用すれば効率的に終わらせることができる。おすすめのガジェットを5つ紹介しよう。

ロボット掃除機 iRobot ルンバシリーズ

掃除用ガジェットの代表格といえばルンバシリーズ。その機能は年々進化しており、最新のs9+ではルンバ 600シリーズに比べて40倍もの吸引力があるという。また、家の間取りを学習して掃除をおこなうため、効率よくかつ漏れなく掃除できる。面倒なゴミ捨ても最大60日分をクリーンベースに自動で収納。アプリ対応で一人ひとりに合った掃除を提案してくれる機能もうれしい。日頃からルンバを使っていれば、大掃除のときの労力を減らせるはずだ。

床ふきロボット iRobot ブラーバシリーズ

ブラーバシリーズはルンバシリーズと同じiRobotが販売している拭き掃除ロボット。腰に負担がかかり面倒な拭き掃除を、自動でこなしてくれる。から拭きはもちろん、水拭きにも対応する。注目すべきはルンバとの連携機能だ。連携に対応しているルンバとブラーバを使うと、ルンバが床掃除を終えた後に、自動でブラーバが稼働を開始する。フルオートで掃除機から水拭きまで完了するため、人間の手間をさらに減らすことができる。

窓掃除ロボット HOBOT388

寒い季節は手がかじかんでつらい窓掃除も、HOBOT388が自動でこなしてくれる。吸引モーターによって窓に吸着し、2つのクリーニングクロスが回転することで汚れを絡め取るという仕組み。電源ケーブルは5mあり、手が届きづらいところまでしっかり掃除してくれる。マンションやアパートの高層階に住んでいると落下が心配かもしれないが、停電などで電源が切れても20分は落下しない設計となっている。また、耐荷重200kgの落下防止ロープも付属しており、しっかりと対策している。

カーペットやソファの掃除に ケルヒャー Puzzi 8/1 C

洗濯が難しいカーペットやソファなどの布製品には、カーペットリンスクリーナーがおすすめだ。ケルヒャーのPuzzi 8/1 Cは布製品に洗浄水を吹き付けて汚れを分解し、吸引する仕組みの掃除ガジェット。家の中はもちろん、自動車のシートにも使える。小型軽量のため、家の中を持ち歩くのが苦にならない。また、洗浄水の噴射と吸引の2つの操作しかなく、シンプルで誰でも使いやすいので電化製品が苦手な人でも安心だ。

頑固な油汚れに アイリスオーヤマ STM-304N

キッチン周りなどの頑固な油汚れにはスチームクリーナーがおすすめだ。アイリスオーヤマのSTM-304Nは、約100度のスチームで油汚れを浮かせて落とせるスチームクリーナー。油汚れに対応した強い洗剤を使う必要がなく、肌荒れや洗剤残りの心配がない。豊富なパーツを付け替えると、さまざまな場所の掃除にも対応。窓のサッシや電子レンジ、トイレ便器の縁の裏の掃除も可能だ。本体は2kgしかないため、手に持って使っても苦にならない。

大掃除のためだけならレンタルという手も

大掃除のためだけに高価な掃除道具を買うのはもったいないという人は、レンタルも選択肢の一つだ。たとえばRentioなら、ここで紹介した商品がすべてレンタル対象となっており、購入するよりも安く利用できる。ただし、大掃除の時期は在庫切れも予想されるので、大掃除の時期をずらすなどの対策をとるといいだろう。効率よく大掃除を終わらせ、気持ちよく新年を迎えてほしい。(ライター・ハウザー)

 大掃除はガジェットで効率的に乗り切ろう! おすすめの掃除道具5選