中国・江蘇省、刑務所管理にブロックチェーン活用など——中国ブロックチェーン界週間振り返り(12月8日〜12月14日)

本稿は、韓国のスタートアップメディア「Startup Recipe(스타트업 레시피)」の発表する週刊ニュースを元に、韓国のスタートアップシーンの動向や資金調達のトレンドを振り返ります。

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12月6日~12月10日に公開された韓国スタートアップの調達のうち、調達金額を開示したのは15件で、資金総額は659億ウォン(約63億円)に達した。

中国・江蘇省、刑務所管理にブロックチェーン活用など——中国ブロックチェーン界週間振り返り(12月8日〜12月14日)

新型コロナウイルスの感染拡大は全世界を麻痺させたが、これをきっかけに新しいサービスの出現と遅れを取っていた産業成長を促進もした。 投資家から大きな関心を受けられなかった、保護者のための児童関連スタートアップにも好機となった。保育施設が感染拡大で閉鎖されたことで生じたケアの空白を解決するサービスに集中的に投資が殺到したのだ。

海外では今年、Sequoia Capital、Greylock、ソフトバンク、Andreessen Horowitz など、有名 VC がリードした大規模投資事例がいくつも出ている。キッズフィンテックサービスの「Greenlight」は2億6,000万米ドル、子どものための乗車共有サービス「Zum」は1億3,000万米ドル、働くママのためのジョブプラットフォーム「Themomproject」は8,000万米ドルを調達、子どもケアサービスを提供する「Otter」も2,300万米ドルを調達した。

韓国国内でもこうした流れが見られる。2016年頃から児童関連のプラットフォームが登場したが、投資会社から大きな関心を受けられなかった。今年は「Jaranda(자란다、育つの意)」、「Tictoc Croc(째깍악어、カチカチと音を立てるワニの意)」、「Mom Sitter(맘시터)」など、韓国を代表する児童のケア·教育サービスを提供するプラットフォームが、それぞれ100億ウォン(約9.6億円)近い大型資金を調達した。

Mom Sitterは100億ウォン(約9.6億円)を調達し、Jaranda と Tictoc Croc は今年だけで2回にわたりそれぞれ97億ウォン(約9.3億万円)と70億ウォン(約6.7億円)を確保した。 これら企業は累積調達額の半分近くを今年に入って調達した。 それだけ育児ケアに対する投資家の関心が今年大きかったことが窺える。また、Greenlight をベンチマークしたキッズフィンテック「Lemontree(레몬트리)」も登場しシード投資だけで50億ウォン(約4.8億円)を調達、オンラインキッズスクールプラットフォーム「Gugge(꾸그)」や学校アプリ開発の Athena’s Lab(아테나스랩)も資金調達した。

育児と子供に関するサービスなので、女性創業者が設立した企業が多数を占めている。Mom Sitter、Jaranda、Tictoc Croc、Lemontrree など資金調達に成功した企業の60%以上が、女性創業者によるスタートアップであることがわかった。特に、子どもケアサービスにだけ大きな資金が注がれているように見える。 児童ヘルスケアや金融、採用など、子どもと親の両方のための多様な分野でサービスが提供され、多様性を確保することは解決していくべき課題だ。 また、グローバル市場では、家族分野のサービスにのみ集中的に投資するファンドも生まれ、市場が拡大しているものの、韓国国内ではまだそのような流れは見えていない。

しかし、子供関連を包括するファミリーテック分野での投資は、育児経験を持つ女性ベンチャーパートナーの活躍が目立ち、育児ソリューションに喜んでお金を支払う意向のあるミレニアル女性が増加したことで、さらに加速すると思われる。

【via StartupRecipe】 @startuprecipe2

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