手軽にはかどる掃除をしたければ「ハンディークリーナー」の導入を
QOW(クオリティー・オブ・ワーク)を上げる家電。第2回は小回りがきくハンディータイプの掃除機(以下ハンディークリーナー)について紹介します。今使っている掃除機を買い替えることなく、プラスアルファの1台を導入するだけで、机周りの清掃や、ちょっとした毛髪やホコリを気軽に取ることができ、生活の質が向上します。
大型の掃除機を自動車と定義するのであれば、ハンディークリーナーは自転車。前者は、部屋全体を掃除するのに最適で、後者は掃除し残した部分やホコリがたまりがちな段差部分などのワンポイントの掃除に使うのに適しています。今回は、2018年夏に日本市場へ参入した米Shark(シャーク)の「EVOPOWER EX」を例に、QOWを上げる掃除を紹介します。
Shark EVOPOWER EX (WV406JGG)メーカー:Shark(シャーク) 実勢価格:2万8000円程度 重量 :約680g本体:写真中央 アクセサリー(アタッチメント):フローリング用 延長ノズル(上)、ミニモーターヘッド(下左)、ブラシ付き隙間用ノズル(下中)、マルチノズル(下右)※4つのアタッチメントのすべてが付属するのはグレージュ/WV406JGGのみまず、ハンディークリーナーが活躍するのは、大型の掃除機が入りにくい箇所。例えばエアコンの風の吹き出し口やテレビの裏側のケーブルの束、家具の裏側など。エアコンの吹き出し口は、フィルターの掃除と一緒にきれいにしておきたい場所ですが、掃除機の機種によってはノズルを吹き出し口まで持ち上げてホコリを吸い取るのは難儀します。モップのようなもので、ホコリを一度床に落としてから吸うというやり方もありますが、細かなホコリは床に着くまでに最大で1日かかるともいわれています。床に着くまでにそばで人が動いてしまえば、自然とホコリがまき散らされてしまいます。EVOPOWER EXならば、本体が軽いため気軽に吸い込み口の掃除ができます。
サッとなぞるだけで付着しているホコリを吸い取ることができる特筆すべき点は、手軽さ。2階建ての住居に住んでいる場合、階段を使って掃除機を上げ下げするのは何かと面倒。紙パック式、サイクロン式の掃除機はパワーがあるものの、本体重量が重い。本機はバッテリー込みの重量で約680g。1階と2階を行ったり来たりしなければならない掃除には、この軽さは心強いもの。フローリング用延長ノズルを付ければ、スティッククリーナーのような使い勝手で掃除ができます。
フローリング用延長ノズルを使用した場合コードレスであるため、自動車の車内清掃にも実力を発揮。コンセント付きの自動車であれば、一般の掃除機の使用もできなくはないですが、自動車のバッテリーが上がる心配も付きまといます。EVOPOWER EXは充電式なのでコンセントは不要。自宅の清掃用との兼用機としての使い勝手も良さそうです。
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