家電のプロが「ルンバ j7+」を自宅インプレッション! その評価は?

ガジェット好き代表 IT・家電ライター 小口 覺さん

IT・家電の記事やコラムを中心に執筆。自慢したくなる家電を「ドヤ家電」と命名して呼び名を普及させた。

j7の“j”はジャパンの“j”と思えるほど 日本の暮らしによくマッチした製品

本来は手間要らずのはずのロボット掃除機ですが、実際はいくつかの手間が発生していました。それは“事前に部屋を片付けなければならない”ということ。床座の習慣がある日本では、モノが床に置かれがち。床のモノを拾い上げる作業は意外と負担になりますが、これを怠ると、ロボット掃除機が巻き込んでしまう……。我が家でもケーブル類を巻き込むことは数知れず、悩みや怒りの種になっていました。j7ならそれらを完ぺきに回避してくれるわけです。玄関に並べたスリッパを押し出してタタキに落としてしまう、なんていうこともありません。

もうひとつ、ゴミ捨ての手間が自動ゴミ収集機能で軽減されるのもありがたい。今回はクリーンベースの背が従来より低くなったので、広くない我が家に置いても圧迫感が出ません。j7の“j”はジャパンの“j”と思えるくらい日本の住宅環境に合っていると感じます。

家電のプロが「ルンバ j7+」を自宅インプレッション! その評価は?

フロントライトが付いたのも従来型ルンバとの大きな違い。「なんで光ってるの?」と訊かれたら「実はこれ、カメラで物体を認識しててね……」とドヤれます(笑)

【インプレッション02】

ドッグオーナー 代表 白物・美容家電ライター 田中真紀子さん

主婦目線のリアルなレビューが持ち味。自宅で歴代のルンバを使用。5歳になる愛犬とともに暮らしている。

犬のうんちの回避能力に脱帽!! 抜け毛が絡まりにくいブラシも秀逸です

正直、アイロボットがここまで犬のうんち問題を研究・解決してくれるなんて(嬉)!! 我が家の犬もよくトイレを失敗します。まさかの場所にうんちが落ちていて急いでルンバを止めるも、時すでに遅し、見事に吸ってしまっていた……ということもあるのです。

今回、実際に犬がカーペットの上で粗相したときに本機の回避能力を検証してみたのですが、柄物のカーペットに複数箇所のうんちという難易度の高い状況でも、物体に近づくたびに少し考えて回避を繰り返し、“大惨事”を免れました。

また、ブラシのお手入れのしやすさも従来のルンバから継承されている大きなメリットです。ゴム製なので、犬の毛や髪の毛が絡まることがほぼありません。

デザイン面も格段に理想形に近づいたと感じています。特にクリーンベースはこれまで存在感ありすぎでしたが、今回は初の横長タイプとなり存在感が抑えられていて部屋に馴染みやすいのがうれしい。本体のスタイリッシュなグラファイトカラーにも惚れ惚れ♡ 同色のブラーバも3月発売予定なので、ぜひこの色で揃えたいですね。