太田光「日本ネーミング大賞」授賞式でボケまくり「大賞は鬼束ちひろ」
お笑いコンビ、爆笑問題の太田光(56)と、夫人で所属事務所タイタンの太田光代社長(57)が2日、都内で行われた「日本ネーミング大賞2021」の授賞式に出席した。太田は審査委員長、光代社長は特別顧問を務めた。
太田は「今日はとにかく炎上しないように。去年の審査は東北新社の中島(信也)社長と僕が、漫才のみたいにやったんですけど、今年はおとなしかった。中島さん、今年、国会に呼ばれていた。去年、うるさかった2人が、今回はおとなしかった。流行語大賞に負けないようしたい」と話した。
光代社長は「通常の意味だけじゃなく、裏の意味も考えなければいけないから難しかったです。毎年、毎年、お騒がせしてすみません。あれ、何について謝っているんだろう」と苦笑い。太田は「今年は田中の脳梗塞から始まった。そして、最後は私が炎上」とボケた。
太田は「名前から受けるイメージは、どんどん変わっていく。『爆笑問題』も滑ると『微笑問題』とか『失笑問題』に変えろと言われる。お笑いの名前も規定がないから応募してもらえれば」。光代社長から「いつまで『爆笑問題』を続けるの」と聞かれると、太田は「(相方の)田中(裕二)が死ぬまで」と答えた。
今年1年について、光代社長は「田中の病気があったり、つい最近もお騒がせして」。太田は「田中の病気から始まって、選挙特番での発言があって、この後に(日大芸術学部)裏口入学裁判の判決がある。このタイミングで(日大の)田中(英壽)理事長の逮捕があった」。判決は24日。太田は「クリスマスイブに、どんなプレゼントがあるのか。同じ阿佐ケ谷で(田中理事長経営の)『ちゃんこ田中』にも行っている。逮捕されたので、裏口入学で俺の名前を出さないか心配」と言うと、光代社長に「あなたのことなんか相手にしてないわよ」とたしなめられた。
太田は「今年は(立川)談志師匠と森田芳光監督が亡くなって10周年で、そういう仕事も多い祈念の年だった」。衆院選で炎上した選挙特番の仕事については「受ける。言葉を選んでやっていく」。光代社長は「自己演出を間違えてる」と話した。炎上した際に相方の田中がいたらという質問には、光代社長が「田中でも無理。あそこじゃ、口をはさめない。橋下徹さんくらいかな」と話した。
太田は、最優秀賞の発表で、ためをつくってから「鬼束ちひろ、救急車にキック!」と大ボケ、さらに「太田光、ご愁傷様」と選挙特番で二階俊博自民党元幹事長に発して大炎上したボケをかぶせた。そして、3度目で「東京ソラマチ、東武鉄道」と発表した。
太田は「鬼束さんは、自分で救急車呼んでいながら、自分でキック。ネタにはしやすい」。
「東京ソラマチ」については「審査の最初のうちは『田舎臭いんじゃないか』という声が出た。僕はそう思わないんですが。お笑いでもコンビ名に『東京』と付けるのは田舎臭いんですが、だんだん良くなってくる。僕は埼玉県出身で東武東上線。昔は、日本で1番、痴漢が多かった。今は、そんな事はないと思いますが。西武はおしゃれで、東武はダサい。とにかく打倒西武。僕としてもうれしい。オミクロンは最近過ぎて間に合わなかった。僕は流行語大賞(審査委員)のやくみつるを倒したい」と話した。
2012年に東京スカイツリーとともに開設した東京ソラマチについて、光代社長は「だんだんなじんで、アニメーションに出てくる不思議な街、ドラマに出てくるすてきな街を思う。外出がままならないコロナ禍で、期待も込めて東京ソラマチを応援しました」と話した。
来年について、太田は「トラブル少ない年に」。光代社長は「最初に出会った時に居着いたから、そろそろ私が出て行こうかと(笑い)。今日、撮ってもらった写真が離婚の記事で使われないように頑張ります」。離婚の可能性については「なくは、ない」と話した。
太田は優秀賞の「ルンバ」について「ロボット掃除機が、みんなルンバと呼ばれるようになって、偉そうだから反対した。昔、ネタで『ウンコ』って言うのが汚いから『ルンコ』にしようっていうのをやったことがある」。おなじくASKULについて「僕は反対したんです。ちょっと偉そうじゃないですか(笑い)。でも、すてきな名前じゃないですか。未来を感じる」。
レジェンド賞の「バスクリン」について、太田は「バスクリンが全ての入浴剤の最初。時代が、銭湯行っていた人が、自宅で風呂に入るようになった時。岸田(文雄)総理の言う『成長と分配』の成長だったと思う。昔はどぎつい緑しかなくて、多分、体に悪かったと思う(笑い)。岸田総理にささげます」と話した。
地域ソウルブランド部門・最優秀賞の「白い恋人」について太田は「もうレジェンドだけど、入れておこうかと。もう長いんですよ、恋人が。これで別れて、もう2度と顔も見たくない、ということではありません」。同じく「鍛高譚」について、光代社長は「お酒担当でもあります(笑い)。長い間飲ませてもらっていますが、物語があるんですよ。詳しくは飲みながら、考えてみてください」と話した。