85歳のバアちゃんがルンバ初体験! 果たして満足してくれるのか!?
それから2週間。バアちゃんが、ルンバと仲良くやっているか見に行った。
「ルンバは、役立ってますか?」と聞くと、「別に部屋がそんなに汚れるわけでもないし、要らないと思ってたけど、けっこうキレイにしてくれるんだねぇ。私が掃除するよりも、ずっとキレイにしてくれるよ」と、2週間前よりも、かなり好意的になっていた。
「これが、テーブルやベッドの下も掃除してくれるから、すっかり助かっちゃってるよ。腰が痛いから、そういうところを掃除するのが大変でね……掃除機とかホウキとかで掃除するのは。でも今は、これがちょこまか動いて、色んなところを掃除してくれてるよ。
少し音がうるさいなって思ってたけど、散歩する時に動かしてるよ。ボタンを押すだけだからね。あとは散歩して戻ってくる頃には、だいたい終わってるみたいだよ」
基本的には掃除したい時に、本体上面にある「CLEAN」ボタンを押すだけで掃除が始まる「いつもは足でボタンを押してるんだけどね、今日は写真に撮られるから、手で押すよ(笑)」良かった。どうやら嫌ってはいなそうだ。むしろ、今までは腰や膝をかばいながら掃除しなければならなかった場所を、ルンバが掃除するようになって、助かっている様子。
実際、ルンバは10cm以上の高さがある場所なら、入り込んでいく。ホコリの溜まりやすいベッドの下も、すいすい入って掃除できる。そんなふうに、自分の代わりに一生懸命掃除しているルンバに、バアちゃんは、愛らしささえ感じているようだ。
今までは腰をかがんで掃除機がけしていた座卓や椅子の下も、ルンバが掃除してくれるようになり、だいぶラクになったというもちろんベッドの下もすいすい入っていく「敷居も越えて、部屋中を掃除してくれてるよ」「何度か掃除しているところを見てたけど、なかなかキチンと掃除しているよ。敷居も越えて、居間だけじゃなく、寝室とか台所もちゃんと掃除してくれる。玄関まで行っちゃうのにはびっくりしたよ。しかも、ちゃんと、落ちないようになってるんだねぇ」
バアちゃんが住んでいる1階は、畳の寝室・仏間・居間があって、フローリングの台所と廊下、玄関がある。それぞれの部屋の境目には敷居や段差があるのだが、ルンバは難なく越えていくようだ。
もちろん、本体前部の下方向に付いているセンサーで段差を感知。玄関などでは、方向転換して落下しないようになっている。といっても、即座に安全な場所に退避するわけではなく、際の部分を何度も往復しながらじっくりと掃除してくれる。
居間と台所の境界も難なく越えていく台所と廊下の境目は、1cmほどの高さがあるが、やや躊躇した後で越えていった玄関の高低差をしっかりと把握。危なげない動きで、マットの上も含めて、隅々まで掃除していった