スズキとダイハツ、「第8回国際スマート農業EXPO」に共同出展
スズキとダイハツ工業は、10月13日~15日に幕張メッセで開催される「第11回農業Week」における「第8回国際スマート農業EXPO」に共同で出展している(ブース小間位置:8ホール4-26)。
今回の「第8回国際スマート農業EXPO」では、「地域を良くし、暮らしを豊かに ~空からのダイハツ、陸からのスズキ~」を出展テーマとし、両社が協力して日本の農業や地域社会を活性化していく想いを表現するため、スズキ「キャリイ」、ダイハツ「ハイゼット トラック」の両社の軽トラックに加え、スズキの「モバイルムーバー」と、ダイハツの農業用ドローンを展示する。
スズキ、ダイハツは両社とも、農業を含めた一次産業を中心に使用されている軽トラックを約60年間にわたり生産・販売し続ける中で、農作業に関する負担を軽減し、担い手不足や高齢化といった農家の方々の困りごとを解決できないかと考えてきたという。
具体的な取り組みとして、スズキは2011年から自社でスズキ農園の運営に取り組んできたほか、近年、電動車いすの車体を流用した農業用電動台車「モバイルムーバー」を、地元静岡の農業ベンチャー企業であるエムスクエア・ラボと共同開発し、農薬散布や運搬などでの活用が検討されている。
ダイハツは、2020年から軽トラックに積載可能なドローンを用いた農薬散布を中心とした支援活動を、兵庫県丹波篠山市で開始。通常、農薬散布は重いタンクを背負いながら行なう大変な作業となるが、ドローンを使うことで広い敷地に効率よく散布でき、農家の負担を軽減可能としている。2021年からはこの支援活動にスズキも参画し、両社が一体となって農家の困りごと解決に向け、地域の一員となり活動を行なっている。
今後も両社は、農家をはじめとした人々の暮らしに寄り添い、地域社会をより豊かにしていきたいという共通の想いのもと、困りごと解決に向けたサポート活動に、協力して取り組んでいくとしている。