日産、新型EV「アリア」の概要発表。発売は2021年中頃、価格は約500万円からの見込み
新型アリアのボディサイズは4595×1850×1655mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2775mm。現行型の「エクストレイル」(20S HYBRID)と比べて95mm短く、30mm広く、75mm低いスリーサイズとなる。ホイールベースは新型アリアの方が70mm長い。
外装デザインについて、モーター駆動のEVではエンジンルームの冷却が不要となるため、グリル部分はスモークがかったパネルでカバーされ、その中には日本の伝統的な組子パターンが立体的に表現されるデザインを採用。パネルは内部に配置されたプロパイロットなどの先進技術を支えるセンサー類を守る役目に代わっていくことから、日産では「シールド」と表現。シールドの中心には新しい日産を象徴する新たなブランドロゴがLEDによって光る仕様になっている。4つのLEDを配したヘッドライドは薄くデザインされたのが特徴で、日産のデザインシグネチャーであるVモーションは白い光で表現され、ウィンカー点灯時にはシーケンシャルウインカーとしても機能する。
ボディサイドでは低く滑らかなルーフラインが印象的で、アルミホイールは19インチと20インチをグレード別に設定。フロントとリアを直線でつなぐウエストラインは建築物のような美しさを携え、どの角度から見ても美しさとエネルギーが宿っているかのような活力を表現したという。また、リアまわりでは水平基調に延びるリアコンビネーションランプを採用し、消灯時はすっきり、点灯時は赤い光がしっかりと見えるよう設計された。
外装色は、仕向地によって9種類の2トーンと5種類のモノトーンをラインアップ。メインカラーとなる「暁(あかつき)」と呼ばれるカッパー(銅)とブラックの2トーンカラーは、夜が明け太陽が昇る瞬間をイメージし、新しい1日の始まりを表現したもの。このカッパーはアリアの流線形なデザインを際立たせるとともに、電気を流す銅を表現し、今後やってくる電気自動車時代の幕開けを感じさせるカラーに仕立てたとのこと。
新型アリアのボディサイズは4595×1850×1655mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2775mm。外装色はメインカラーの「暁(あかつき)」と呼ばれるカッパー(銅)とブラックの2トーンカラー室内においては、モノとモノの間にある空間や、連続するコトとコトの間の時間を意味する日本語の「間(ま)」をキーワードにデザイン。
新開発のEV専用プラットフォームにより、フラットで広々したフロアを実現するとともに、従来では室内に配置されていた空調ユニットをモータールームに配置することで、Cセグメントのボディサイズでありながら、Dセグメントレベルの広い室内空間を確保。また、スリムなデザインのゼログラビティシートや、遮音材をふんだんに使用することで、従来にない高い静粛性を実現しているという。
ダッシュボートには従来のような物理的なスイッチはなく、クルマの電源を入れるとアイコンが浮かび上がり、このスイッチは運転中でも操作感が分かるように振動するハプティクススイッチになっている。また、幅の広いセンターコンソールはドライバーのシートポジションに合わせて電動で前後に動かすことが可能で、その上には「アドバンスド アンビエント ライティング」が施された新デザインのシフトノブをレイアウト。センターコンソール内にはQi規格のワイヤレスチャージャーも搭載される。
日本語の「間(ま)」をキーワードにデザインしたインテリアインテリアでは2つの12.3インチディスプレイをレイアウト。地図や音楽情報などを映すセンターのディスプレイはスワイプ操作が可能で、ナビゲーションのルートなどをメーターディスプレイに表示させるといったことができる新型アリアはCセグメントのボディサイズでありながら、Dセグメントレベルの広い室内空間を確保したという木目調のインストルメントパネルにはエアコンなどの操作スイッチが白く浮かび上がるセンターコンソールはドライバーのシートポジションに合わせて電動で前後に動かすことが可能で、その上には「アドバンスド アンビエント ライティング」が施された新デザインのシフトノブをレイアウトセンターコンソール内ではQi規格のワイヤレスチャージャーも搭載