通信量を気にせずドライブを満喫! カロッツェリアのスマホ連動オーディオと車内Wi-Fiの組み合わせが最強だった (1/2ページ)
車内のスマホ利用は便利なのだが問題はデータ量だろう。ストリーミング再生などを利用し続けると、どんどんデータを消費してしまう。そこで注目したいのがカロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」だ。
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容量無制限のWi-Fi環境を車内に作ることができ、「MVH-7500SC」と「DCT-WR100D」+スマホを組み合わせて使えば、ナビや多彩なストリーミングサービスでのデータ量を気にすることなく利用できるのだ。パイオニアが近年打ち出している車内のオンライン化、クルマWi-Fiをスマートに実現するうえで見逃せないシステムになるので要注目だ。
カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」は、NTTドコモのLTE通信を利用してデータ通信(車内向けインターネット接続サービスであるdocomo in Car Connect)を可能にする便利なユニットだ。料金は選べる3つのプランが用意されている(1日プラン=550円、1カ月プラン=1650円、1年プラン=1万3200円)。しかも定額で使い放題なので、データ量を気にせず通信を利用できるのも大きな魅力だ。
同時に最大5台までのWi-Fi接続が可能なので、乗員それぞれのスマホやタブレット、ゲーム機などを接続することも可能だ(ただし「DCT-WR100D」は車載用のWi-Fiルーターなので利用は車での走行中や一部の停車中に限られる)。設置の簡単さも同ユニットのメリット。電源ケーブルをシガーソケットに差し込むだけ動作するので、面倒な配線作業などは一切不要だ。
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ではあらためて「MVH-7500SC」を使ったシーンを想像してみよう。同モデルはスマホとの連携を前提にしたメインユニットだ。スマホを設置するクレイドルを備え、普段使っているスマホを車内でもそのまま利用できるのが特徴。
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「MVH-7500SC」へはUSBによる有線接続とBluetoothによる無線接続が可能である。USB接続の場合はスマホへの給電も同時にこなすので、スマホのバッテリー残量を気にせず使えるのも魅力だろう。クレイドルにはスマホを縦または横にセットできるのも気が利いている。アプリやユーザーの好みで縦or横設置を使い分けられるのも良い。
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このモデルの大きな魅力のひとつはスマホの画面を操作することなく、スマホのアプリを起動できる点にあるだろう。専用アプリであるPioneer Smart Syncをインストールした上で「MVH-7500SC」に接続すれば、メインユニット側からスマホアプリの操作が可能になるのだ。「MVH-7500SC」の前面パネルにはカーナビ、音楽、電話、メッセージ、音声といったキーがレイアウトされ、それぞれに対応したスマホ操作がスマホの画面を操作することなく連携して動作するという仕組み。
文字ではなくイラストを採用した大きな物理ボタンを押すだけで簡単にスマホアプリが起動するのは、じつにありがたいもの。スマホは本来、画面を数回タップして目的の機能まで辿り着かねばならないのだが、「MVH-7500SC」ならワンタッチで瞬時に目当ての機能を起動可能。とくに狭い車内などでスマホを活用するなら、まさに理想的なアイテムと言ってもいいだろう。
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例えばカーナビのボタンを押すと、スマホで使い慣れたGoogleマップやYahoo!カーナビといったアプリを立ち上げて利用することができる。本体のボタンに連動させる対応ナビアプリはあらかじめ選んで設定できるので、好みのアプリを連携できるのも便利だ。
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同様に音楽再生ではスマホ内に保存してある音楽データの再生はもちろん、SpotifyやAmazon Musicなどのアプリと連携して利用することも可能。メインユニットでストリーミング再生をはじめとした多彩な音楽再生をコントロールできる感覚が快適だ。
このような音源再生能機能をはじめとしたオーディオ機能の充実ぶりはこのモデルの目玉のひとつだろう。タイムアライメントや31バンドイコライザーなどの詳細な調整機能を備えているのも注目。また50W×4chの内蔵アンプ搭載やFLACファイルの再生にも対応するなど、オーディオ機器としての能力も高い。スマホ連携だけが注目されがちなモデルだが、オーディオの基本機能も充実しているので車内で高音質を楽しむメインユニットとしての実力も十分。
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