冬の悩み"部屋の乾燥" 加湿器の正しい使い方は 置く場所にも注意 …"結露"は潤いの大敵

 気温が下がり、部屋の乾燥が気になる季節になりました。どうすれば快適な湿度を保てるのでしょうか。 ちょっとした工夫で部屋を効果的に加湿することができるんです。そのウラ技とは? 厳しい寒さの到来。暖房なしでは暮らせない季節です。ストーブをつけて部屋を暖かくすると、失われるのが湿度です。 吉井 庸二 気象予報士:「暖房を入れて室温を上げると、どれくらい湿度が低くなるのか実験してみます。暖房を消して換気したこの部屋の温度は15.9℃、湿度は29%です。ここで暖房を入れて、どのくらい湿度が下がるのでしょうか」 暖房を20℃に設定して、部屋の温度を上げていきます。30分後…。 吉井 庸二 気象予報士:「現在の部屋の温度は21.1℃、湿度は23%になりました」 湿度は6ポイントも下がりました。室内の乾燥を防ぐのに有効なのが加湿器です。ちょっとした工夫で、大きな効果を得られます。反対に間違った使い方をすると台無しに。効果的な加湿のポイントとは?

 冬の悩み

窓とカーテンの隙間は少なく

 効果的な加湿器を使うために、まず理想的な室内湿度は45~55%です。 注意点は「窓」。 外気と触れて冷えている窓に水滴がついて結露すると部屋が乾燥するため、冷えた窓を露出しないことがポイントです。・窓とカーテンの隙間を少なくする→マジックテープなどでカーテンをしっかり固定し、温度差ができないように・空気の流れを抑える→カーテンレールの上をタオルでふさぐことで、暖められた空気と触れないように

加湿器は窓から対角の高いところに置く

 では、加湿器をどこに配置するのがいいのでしょうか。窓の近くでは室温が低く水蒸気が多いと判断するため、正常に作動しません。 できるだけ窓から遠くの対角、室温が温かい高い場所がオススメです。