パナソニック、小容量でもおいしさを追求した「Wおどり炊き」搭載炊飯器

フラットな天面で、タッチ操作が可能な小容量炊飯器も

 一方、同社では、フラットな天面を採用し、タッチ操作を可能にしたIHジャー「SR-KT067」も発表した。2017年11月1日から発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は22,000円前後(税抜)。

フラットな天面を採用し、タッチ操作を可能にしたIHジャー「SR-KT067」ブラックホワイト

 タッチキーとガラスパネルの採用により、スタイリッシュなデザインを実現したのが特徴で、操作部に凹凸がないためお手入れしやすくしている。また、LED表示による大きな文字で表示、暗い部屋でも見やすく、予約操作なども行ないやすくした。

 「キッチンに馴染むシンプルなデザインとしており、美味しさも、デザインにもこだわる若い世代に向けて投入した」とする。

パナソニック、小容量でもおいしさを追求した「Wおどり炊き」搭載炊飯器

 内釜を2段のIHと、ふた、側面ヒーターで包み込むように加熱。備長炭釜では、内釜の厚みを従来の1.5mmから、2mmへと約30%向上。内側には備長炭入りのコーティングを施した。 また、小容量でも炊き込みご飯をたくさん炊きたいという要望に応えて、炊き込みご飯を3合まで炊けるようにした。

操作しやすいフラット天面を採用。内釜は2段のIHと、ふた、側面ヒーターで包み込むように加熱内釜の備長炭釜。厚みを従来の1.5mmから、2mmへと約30%向上。内側には備長炭入りのコーティングを施す

 大阪市内で会見したパナソニック アプライアンス社キッチンアプライアンス事業部炊飯器事業統括炊飯器技術部の佐野正人部長は、「今回の製品投入により、ライフスタイルにあわせて選べる小容量モデルをラインアップした」とコメント。

 パナソニック アプライアンス社 日本地域CM部門コンシューマーマーケテイングジャパンスモールアプライアンス商品部キッチン商品課・梅原弘課長は、「パナソニックが、小容量分野を牽引していきたいと考えている」とした。

パナソニック アプライアンス社 日本地域CM部門コンシューマーマーケテイングジャパンスモールアプライアンス商品部キッチン商品課・梅原弘課長小容量のIHジャー炊飯器を充実させていく

 日本においては核家族化が進展。2人以下の世帯が6割近くに達しており、2人暮らしを想定した製品が伸張しているという。

 「炊飯器市場は年間580万台程度で横ばいで推移しているが、小容量タイプは、前年比17%増と成長しており、約3割を占めている。さらに、少量タイプでも、2014年以降、IHの構成比が上昇しており、小容量タイプの39.0%をIHが占めている。小容量でも、ご飯をおいしく食べたいとこだわるニーズが高まっている」とした。