伊藤かずえのレストアしたシーマ、シートベルトやホイールは“一点物”
俳優の中尾明慶が17日に自身のYouTubeチャンネルで、同じ事務所の先輩女優の伊藤かずえの愛車・日産シーマを紹介した。伊藤のシーマは「Y31」と呼ばれる初代型。30年間乗り続けていることが話題となり、日産がレストアを手がけた。【写真】7日、レストアされたシーマに伊藤も大喜び バブルの頃みんな憧れた名車 中尾は、今月7日に東京・銀座で行われた「シーマレストア完成お披露目会」後に伊藤&シーマを直撃。車体にかけられていたベールが取り除かれると「ヤバイ!すごい」と大興奮だった。 約1年前に、レストア前のシーマもリポートしていただけに、細部までピカピカに仕上げられた車体には驚くばかりだった。運転席に座り「マジで全部きれいですね。ボディーの(外)側だけだったら、いくらでも削って塗り直せば(できるけど)」とハンドル、アクセル・ブレーキなどのペダル、細部のスイッチ、シートにわたるまで、丁寧に仕上げられた車体に感激しきりだった。 エンジンルーム内部は注意書きのシールまで新たに印刷して張り直すというこだわりぶり。レストアを手がけた「オーテックジャパン」の松木氏は「メンテナンスをしっかりされていて、距離に対して非常にコンディションのいいエンジンでした」と伊藤のシーマ愛を称賛した。 苦労したのはすでにない部品の入手だったという。シートの表皮はプリント技術を駆使して再現。シートベルトもメーカーが安全テストなどを行い、この1台のためだけに仕立てた。ホイールもメーカーに注文して当時の純正部品を再現した一点物だ。中尾は「圧巻ですわ。本気を見ましたね。自動車メーカーの」と携わった人々の情熱に舌を巻いた。 シーマは東京・銀座の「NISSAN CROSSING」で22日まで展示され、その後は伊藤家に戻ってくる。伊藤は「車で行けるところも全部自転車で行くと思います」と使うのがもったいない気持ちになっていることを告白した。 中尾は「30年走れる車を作れる日本の技術がすごい」としみじみ。「ここから30年、いけますね」という中尾に、伊藤は「85ですけど、ギリいけるかな?」と笑顔で答えていた。