ドレッシングフォーマーで調味料を泡にしたら、見た目と味が一気に高級料理!
ジュースにノンオイルドレッシングなどなど可能性は無限大
次に作ってみたのは、ローストビーフ用のソース。これもレシピにあったものをそのまま作ってみた。作り方は簡単で、30ccの水で小さじ半分のゼラチンを溶かすまでは一緒。ここに小さじ1杯のマスタードと、2杯のはちみつを加えて攪拌。これでハニーマスタードのできあがりだ。
ローストビーフなどの肉系に合うだけでなく、やさしい甘さとほのかな酸味なので、魚のソテーやサラダのドレッシングとしてもおいしい。ディルとあわせて、鮭のムニエルなんかいいかも! あーっ! 食いたくなってきた!!
またレシピにはなかった筆者オリジナルのレシピとしてオススメしたいのは、トマトやパイナップルといった野菜、フルーツの泡ソースだ。
パイナップルの泡ソースは、ゼラチンを水で溶かすのではなく、50ccのパイナップルジュースに溶かすだけ。ほんのり甘くパインの香りがするので、ポークソテーなどに添えるだけで、グレードアップしたサプライズメニューになる。
ステーキにパイナップルの泡ソースをのせて、ハワイアンな感じに♪ 家族は不思議がって、食べると驚くから面白い家族に大人気だったのはトマトの泡ソース。これもパイナップルと同じようにゼラチンをトマトジュースで溶かすだけ。ここでは肉料理にさわやかさを添えたかったので、ポッカレモン&塩を軽く入れている。トマトの赤も映えるので、白い鶏肉や白身のカルパッチョ、モッツァレラチーズに添えても絶対おいしいはず!
さらっとしたトマトジュースより、濃いトマトジュースの方が発色がよかった。おすすめは伊藤園の「理想のトマト」。これに塩とレモンを加えるだけ彩り美しいトマトの泡ソース。見た目は明太子みたいだけど……野菜やフルーツの泡ソースによく合うのは、コンビニエンスストアで売っている、チキンのスープ煮込み。鶏むね肉なのであっさりして、最後のほうは飽きてしまうが、泡ソースを乗せて食べると、一流レストランのオードブルのようになる。何よりいろんなフレーバーで飽きないのが魅力。
泡ソースを手軽に楽しむなら、コンビニとかで売ってる鶏むね肉のスープ煮込み(サラダチキン)。これに泡ソースを乗せると、ソースが主役のオードブルになるいろんな泡ソースを作ってテイスティングしてみるのも楽しい! 緑の抹茶エスプーマを、天ぷらに盛るのなんかもありもう1つおススメの泡ソースは、アリオリソース。フランス料理で定番のニンニク・マヨネーズだ。自家製マヨネーズに、にんにくチューブを2cmほど混ぜるだけでOK。あれば彩りにパセリなど加えてもいい。
ゼラチンを使わなくても、卵の黄身とニンニクが酢と油をうまく混ぜてくれるので、きれいな泡状になるサラダ油を使ったフレンチドレッシングなどは泡ソースにできないが、ジュースやスープなど、油をさほど含まない液体なら、たいてい泡ソースにできる。レシピの可能性は、無限大といってもいいだろう。レモンやわさび、しょうが汁など、薬味系を泡ソースにしても楽しい。
さて、こうしてできあがった泡ソースだが、残ってしまったら冷蔵庫で保存しておける。ただし冷やすと食感が変わってしまうので注意。使うときはレンジで20秒ほど再加熱してセラチンを溶かしてから使おう。もし泡が消えてしまった場合は、再び氷水につけながら攪拌してやればいい。