医師に聞く正しいスキンケア 入浴後の10分間で「乾燥しにくい肌」へ
KSB瀬戸内海放送
視聴者の皆さんの声をもとにニュースをお届けする「みんなに聞いてみた」。今回のテーマは「お肌の乾燥対策は?」です。【グラフ】入浴後の皮膚の水分量の変化
医師に聞く正しいスキンケア 入浴後の10分間で「乾燥しにくい肌」へ
パークKSBアプリのアンケートで「肌が乾燥しますか?」尋ねたところ、95.1%の人が「感じる」または「やや感じる」と回答しました。ただし、男女で差があり、「すごく感じる」と答えた男性は47.5%に対して女性は55.8%でした。 続いて、肌の乾燥を一番感じるのは体のどの部分かを尋ねたところ、最も回答が多かったのは「手」41%、続いて「くちびる」17%と「足」17%でした。コロナ禍でマスクをしているので口元は保湿されている気がしていましたが「くちびる」の乾燥が気になる方も多いようです。 次は「肌の乾燥対策として一番効果を感じているのは?」と尋ねたところ、82.7%あまりの人が「化粧水や保湿クリーム」と答えました。「一番効果を感じているのは?」と尋ねた結果なので、実際には多くの人が加湿器も使いながら化粧水なども使っているのではないでしょうか? 回答してくれた方の中には乾燥対策として「白湯を飲んでマッサージする」や「室内に洗濯ものを干す」という方もいました。 さまざまな肌の乾燥対策がありますが、正しいスキンケアを医師に話をうかがいました。■乾燥しにくい肌にするための洗顔のコツは? お肌の乾燥の正しい対策について皮膚科の医師に話を伺いました。 高松市の「真弓愛メディカルクリニック」で最初に教えていただいたのは、肌の乾燥対策のための洗顔についてです。(真弓愛 医師)「洗顔をして、保湿するというのはよくご存知だと思うんですがそのときに『出来るだけこすらない』でいただく、肌を摩擦しないでいただくというところを意識しながらケアをしていただくのがいいと思います」野口アナ「乾燥しにくい肌にするための洗顔のコツってありますか?」真弓愛医師「冬で寒い時期ですから、熱いお湯で洗われがちだと思うんですが、基本的には体温より少し低めの『ぬるま湯』で洗っていただく」 洗顔料の泡をTゾーンとあごに置き、軽く顔全体になじませたあと、Tゾーンから下に向かって優しくなでるように顔を洗っていきます。真弓医師「32℃から34℃くらいの『ぬるま湯』で洗ってください」野口アナ「触ってぬるいなと感じるくらいが適温という感じですか?」真弓医師「そうですね」 ぬるま湯がいいのは、顔の表面についた皮脂が約30度で溶け出すため、温度が高いと必要な皮脂まで洗い流してしまうからです。そして、洗顔後にスキンケアを行うタイミングも大事なんです。(真弓愛 医師)「お風呂から上がった後もそうですけれども、水気を拭き取っていただいて、5分から10分以内に必ずスキンケアをしていただきたいなと思います」 水分をしっかりふき取らないと、肌の水分自体も奪われてしまいます。 お風呂から上がった後の皮膚の水分量の変化を見てみると、お風呂から出た後10分までは、皮膚は入浴前よりも多く水分を含んでいます。しかし、10分を過ぎると、入浴前と同じ程度になります。 つまり、入浴後10分間にスキンケアをして保湿することが大事なんです!(真弓愛 医師)「SNSやネットなんかにスキンケアの方法が書いてあると思いますが、実は個々にみなさん肌質は違うので、例えばこの方には合ってるけれども、別の方にはそれが合ってるかどうかは別の話になりますので、そのあたりを注意しながら、スキンケアを日々やっていただければと思います」■“天然温泉スキンケア”はいかが? 巷にはさまざまなスキンケア用品が溢れていますが、天然温泉でのスキンケアは気になりませんか? 岡山県の美作三湯ではそれぞれの温泉成分を含んだ「化粧水」を販売しています。 「うるおい肌水」は、美容にいいと言われる湯原の温泉水を5倍に濃縮したスキンローション。 奥津温泉の「奥津荘ミスト」は、バリア機能の回復を促すミネラルをたっぷり含んでいます。 湯郷温泉の「美肌ミスト」は、光触媒技術を使って、温泉成分が肌に浸透しやすくした化粧水。 どれも現地で購入できるだけでなくインターネットで取り寄せることができます。
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