堀田茜「コンプレックスは武器になる」 美脚に導く“ながら”セルフケアを明かす
堀田茜「コンプレックスは武器になる」 美脚に導く“ながら”セルフケアを明かす
柔らかい股関節とバランスのいい太ももを持つ堀田茜さんも、実は脚のラインにはコンプレックスを抱いたこともあったそう。それを自信に変えたケア方法を聞きました。すらりと伸びた脚には、ほどよく筋肉を携え、太ももやふくらはぎは丸みのあるシルエットを描いている。堀田茜さんは、多くの女性が理想とする美脚の持ち主だが、そこには、自身のコンプレックスと向き合いながら続けてきた、日々の努力の積み重ねがあるようだ。「実はむくみやすいし、海外のモデルなどのSNSを見て比べてしまうと、骨格からして違う自分の脚にはコンプレックスだらけ。この撮影の話をいただいた時も、どうしよう…がんばらなくちゃ! と、まず最初に思いました。もともとせっかちで速歩きをするから、太ももの前側に筋肉がつきやすくて張りやすいタイプ。しかも扁平足でもあるので、立っているだけでも疲れるし、脚に負荷がかかりやすい。日中に酷使した脚や筋肉をゆるめてほぐすストレッチは、いつしか毎日のルーティンになり、どんなに疲れていても苦ではなくなりました」10年以上続けているヨガのポーズは、すっかり身につき、毎日のメンテナンスに役立っている。「その日に疲れや重さを感じたパーツはもちろん、必要に応じて体側を伸ばしたり、肩甲骨を動かすなどして、全身の凝り固まりをほぐしたりもしますが、脚はとくにしっかりめに。テレビを見ながら、湯船に浸かりながら、マッサージローラーや突起がついたボールで、太ももの前側をコロコロするだけでも脚が軽くなるし、寝転がって、ただ太ももを伸ばすだけでも張りが軽減して、脚全体のシルエットが整ってくるのがわかります。ちなみに冷えもむくみの原因になるので、なるべく毎日湯船に浸かるようにしています。さらに長時間のロケの時は、カイロを腋の下、肩甲骨の下、お尻、内ももに2枚ずつ貼って冷え対策も。内ももにカイロを貼っている人はあまり他では聞かないのですが (笑) 、実はここを温めると全身ポカポカになります。そもそも太もものような大きなパーツは、温めたりほぐしたり、ちょっと手をかけるだけでも、シルエットは変えられるんですよね」これらのセルフケアは“ながら”で行っても「毎日続けることで、体は確実に変わる」と言う堀田さん。さらに、もともと運動好きでもあるため、数種類のトレーニングを取り入れて、軸となる筋肉を鍛えている。「昨年末からキックボクシングを始めたのですが、筋トレと有酸素運動になるだけではなく、スカッとするから精神的なストレス発散にもなって、楽しすぎて! (笑) いつかアクション作品にも出てみたいなと思って始めたのですが、自分の性格にも合っていたみたい。キックボクシングをしたあとは、いつもとは違う箇所が筋肉痛になるので、普段使わない筋肉が使えているんだな、と思うとやりがいを感じます。本当はもっと通いたいけど、やりすぎると筋肉質な体になってしまう。それはそれでカッコいいのですが、私の理想は、しなやかさと丸みがある体。そこで、ピラティスも同時期に始めました。大きな筋肉をがっつり使うキックボクシングとは違い、ピラティスでは筋肉に柔軟性をもたらしたり、細くて繊細な筋肉を針金のように鍛えられるので、しなやかな軸作りにぴったりです」新たに始めたトレーニングにより、改めて見直したというパーツは股関節だそう。「キックボクシングでは、ロープを使って股関節を伸ばすストレッチを必ず行います。これによって蹴りの高さが上がったり、可動域が広がることを実感。もともと股関節は柔らかかったのもあり、そこまで意識していなかったけど、よく考えれば体の中心。ちょっと伸ばしてゆるめるだけでも、骨盤まわりの血流が良くなると聞き、家でのながらストレッチでもよく伸ばすようになりました」役者としても、新たな一歩を踏み出した堀田さん。配信ドラマ『恋と友情のあいだで』では初主演を務め、現在、撮影の真っ最中。「ドラマの撮影に入ると、なかなかトレーニングに通えなくなります。でも体力がないと、長い撮影では精神力や集中力に欠けてしまう。だからこそセルフケアが大事だし、免疫力を上げるために、食事は腸活を意識したものに。お気に入りのパジャマを着てゆっくり睡眠をとり、加湿器で喉の保湿も忘れません。私のように、太ももや脚全体にコンプレックスがあっても、マイナスからのスタートがゆえに伸びしろはたくさんあると考えれば、日々のケアはやりがいになります。コンプレックスは武器になることを実感しているし、どんどん変わっていく自分の姿は自信にもなる。ぜひ変化を楽しみましょう!」Akane’s Home Cere「ピラティス教室で購入した、ラクナールのベルトは、テレビを見ながら使用。腰に巻いて輪を左右の膝に掛けて座り、軽く運動するだけで、インナーマッスルと太ももを鍛えられます」「アスリートも使っているというアキレーンのレッグジェル。メンソール成分でスースーして、疲労回復や血行促進、保湿効果も。私はお風呂上がりに、脚全体に塗りますが、脚がすごく軽くなります」「ローラーは太ももをコロコロして、張りをほぐしつつ血流を促す。ボールは2つ使って足裏を刺激したり、ボールの上に座ってお尻をほぐしたり。“ながら”で手軽に使えるアイテムが家では活躍!」ほった・あかね 1992年10月26日生まれ、東京都出身。モデル活動をはじめ、バラエティ番組やCM、ドラマ、映画でも活躍中。JWAVE『ENEOS FOR OUR EARTH‐ONE BY ONE‐』ではナビゲーターを務め、3月21日~5夜連続放送のドラマ『恋と友情のあいだで』 (フジテレビTWO 、ひかりTV) では初主演を務める。4月スタートのTBSドラマ『インビジブル』 (金曜夜10:00~10:54放送) では刑事役に初挑戦する。ドレス¥302,500 ピアス¥64,900 シューズ¥124,300※すべて予定価格 (以上ミュウミュウ/ミュウミュウクライアントサービス TEL:0120-45-1993) ※『anan』2022年3月16日号より。写真・永瀬紗世 スタイリスト・木津明子 ヘア&メイク・犬木 愛 取材、文・若山あや (by anan編集部)