加湿器のおすすめ10選|スチーム式やハイブリッド式などについても解説【2022年】

▼ 加湿器のタイプ別の説明

▼ 加湿できる部屋の広さを確認

▼ 加湿器のお手入れのしやすさも確認

▼ 加湿器のおすすめ10選

▼ まとめ


空気の乾燥がひどくなる秋冬は、加湿器が大活躍する季節です。最近は、エアコンによる乾燥を防ぐため夏でも加湿器を使う人も多く、一年中使うケースも増えています。

加湿器にはさまざまなタイプがあり、加湿方法やお手入れの手間が違います。寝室で使う場合とリビングで使う場合では、求められる性能も変わります。また、赤ちゃんがいる家庭では、安全性や清潔さもより重要になるでしょう。

ここでは、加湿器のタイプ別の特性と選ぶときの注意点を解説します。さらに、おすすめの加湿器を10製品紹介していきます。

加湿器のタイプ別の説明

スチーム式:加湿力抜群&清潔。ただし電気代がかかる

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ヒーターで水を加熱し、スチームを放出して加湿するのが「スチーム式」の加湿器です。やかんでお湯を沸かすようなイメージで、加湿力は強力です。お湯を沸かすため、雑菌の繁殖の心配がほぼなく、清潔に使えます。

ただし、常にお湯を沸かしていることになるので、電気代は高くなってしまう傾向にあります。また、スチームの吹き出し口が熱くなるので、ヤケドにも注意する必要があるでしょう。なお、吹き出し口にファンがついた「スチームファン式」も販売されています。

気化式:ほどよい加湿力で電気代も安い。こまめなお手入れが必要

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「気化式」の加湿器とは、水分を含ませたフィルターに風を当て、空気を湿らせて加湿する方式のモデルです。基本的に、部屋の空気がしっとりするほどまでの加湿はできず、加湿力はほどほど。エアコンや暖房で、部屋が乾燥しすぎないようにする使い方が向いています。

電気代の安さは魅力ですが、フィルターを濡れたまま放置するとカビが発生し、生乾きのニオイがすることもあります。特に、こまめなお手入れが必要となる加湿器と言えるでしょう。

超音波式:維持費が安い反面、雑菌の繁殖に要注意

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熱やフィルターを使わず、超音波の振動でミストをつくり、それを部屋に拡散する方式なのが「超音波式」の加湿器です。熱を使わずフィルターも使わないため、電気代などの維持費が安く済みます。

一方で水を加熱しないため、タンクの水に雑菌が繁殖してしまった場合、それを部屋中にまき散らしてしまうことになります。こちらも、こまめなお手入れが必須です。

ハイブリッド式:タイプは2種類。特性が違うのでしっかりチェック

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「ハイブリッド式」とひとくくりにされがちですが、タイプが大きく2種類あります。

1つは、「温風を加湿フィルターに当てる」タイプの加湿器です。気化式よりも加湿力が高く、加湿スピードも早くなります。かといって、熱いスチームが出るわけではなく、安全性も確保されています。

加湿器のおすすめ10選|スチーム式やハイブリッド式などについても解説【2022年】

2つめは、「お湯を超音波で拡散する」タイプの加湿器です。水ではなくお湯を拡散できるため、こちらも加湿スピードが早くなるメリットがあります。

どちらもお湯を沸騰させるわけではないので、こまめなお手入れは必要ですが、加湿力が比較的高いのが良いところです。

購入前には加湿できる部屋の広さを確認

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加湿器によって、加湿できる部屋の広さは異なります。小さめの加湿器で広い部屋を加湿した場合、部屋の湿度が上がるまでに時間がかかったり、十分に加湿できなかったりすることもあるので注意しましょう。

購入前には加湿器のお手入れのしやすさも確認

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お手入れのしやすさも大切です。内部が不潔な状態で使うのは健康上よくないため、お手入れが苦手な方は、まずお手入れのしやすさを最優先で検討しましょう。反対に、お手入れが苦にならない方は機能で選んでも大丈夫でしょう。

加湿器のおすすめ10選

スチーム式加湿器 EE-DC50(WA)象印amazon.co.jp¥23,500Amazon で詳細を見る

ここ数年、冬になると品切れが続いていたスチーム式加湿器の大定番商品です。電気ポットをそのまま加湿器にしたようなシンプルな構造で、お部屋をパワフルに加湿します。

フィルターがないためお手入れは簡単。タンクに水とクエン酸を入れ、お掃除モードにしてしばらく置いておくだけ。これで底に溜まったカルキがすっきり取れます。サイズも大小あるので、お部屋に合ったサイズを選んでください。

スチームファン式加湿器 KSF-L301山善¥25,000Amazon で詳細を見る

近年のスチーム式加湿器の人気上昇によって、さまざまな製品が登場しましたが、その中でも人気なのがコチラの製品。ジェネリック家電として注目を集める、山善の加湿器です。

スチームをファンで拡散するスチームファン式のため、普通のスチーム式より加湿できるお部屋が大きいのが魅力です。タンクもたっぷり3リットルで長時間使えます。タンクが外せるのでお手入れも簡単です。

roomist スチームファン蒸発式加湿器 SHE60VD-W三菱重工amazon.co.jp¥12,699Amazon で詳細を見る

スチームファン式のロングセラー製品です。スチーム式としては珍しく、水の中の不純物を取り除くフィルターを備えており、スケール(水の中のミネラル分など)の発生を抑制できます。

スチームによる加湿は強力ながら、運転音は比較的抑えられています。加湿力と運転音のバランスを重視する人におすすめです。なお、内部の「蒸発布」は週に1度程度のもみ洗いが必要となります。

気化式加湿器 ホワイト W200BONECO¥25,800Amazon で詳細を見る

BONECOは、空気清浄機や加湿器などを製造しているスイスの老舗家電メーカー。このW200は内部で加湿フィルターが回転し、湿った空気を上部のファンで拡散する構造になっています。

水タンクとドラムは食器用洗剤で洗うことができ、食洗機も使用OK。フィルターは定期的に、洗濯用洗剤で手洗いする必要があります。銀の力で雑菌の繁殖を防ぐシルバースティックが備わっているので、清潔に使えます。

気化式加湿器 KCM6013Akazamazon.co.jp¥26,737Amazon で詳細を見る

気化式加湿器の老舗の1つ、アメリカのKAZ社の大型加湿器です。加湿できる範囲は洋室で42畳。吹き抜けなどがある広いリビングにも最適です。

内部構造は単純で、ベース部分は食器用洗剤で洗えます。フィルターは水洗いが必要です。6リッタータンクが2つ入っているので、長時間連続で使うことができます。キャスター付きで移動がしやすくなっているなど、国内メーカー品にはない設計も魅力です。

Dual 100Levoitamazon.co.jp¥5,990Amazon で詳細を見る

電源を入れて約1秒で加湿が開始できる、使い勝手の良い超音波式加湿器です。フタを外して上から直接給水できるので、重いタンクを持ち上げる必要がありません。

強さは3段階調整式。スマートおやすみモードでは、自動で最適な湿度を保ってくれます。超音波式らしい静音設計もうれしい点です。また、タンクの中にアロマオイルを垂らして香りを楽しむこともでき、リラックスタイムの演出にも役立ちます。

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超音波式の中でも異色の製品が、ダイソンの加湿器です。超音波式加湿器は、タンク中の雑菌の繁殖が問題視されていますが、ダイソンは本体内の水にUV-Cライトを当てることで除菌を行い、この問題を解決しました。

サーキュレーターとしての機能も兼ねているため、加湿した空気を部屋中に広げることも得意としています。やや値は張りますが、サーキュレーターと加湿器を1台にまとめられることは魅力的です。

HD-RX500A-Wダイニチamazon.co.jp¥17,333Amazon で詳細を見る

お湯を超音波で拡散する「温風気化式」ハイブリッドで人気が高い、ダイニチの加湿器です。通常の気化式より加湿が早く、動作音も静か。寝室での使用にも適しています。

お手入れの手間は気化式と大差なく、内部のトレーとフィルターの洗浄を行います。フィルター自体は5シーズン持つ長寿命タイプですが、水垢やニオイを取るためにクエン酸や重曹でのお手入れは必要です。

プラズマクラスター搭載 加湿器 ホワイト HV-L75-Wシャープamazon.co.jp¥18,800Amazon で詳細を見る

定番製品として人気の高い、シャープのプラズマクラスター加湿器です。こちらも温風気化式のハイブリッドで、タンクを外さなくても上から直接給水できるので、長時間連続運転する際にも便利です。

お手入れがしやすいようさまざまな工夫がされていて、外せるパーツはすべて丸洗いOKで抗菌加工も施されています。ヌメリやニオイを防ぐAg+イオンカートリッジも備えていて、清潔に使えるのがうれしいところです。

UHK-500-Bアイリスオーヤマamazon.co.jp¥11,230Amazon で詳細を見る

ジェネリック家電から、大手家電メーカーに脱皮しつつあるアイリスオーヤマ。さまざまなタイプの加湿器を用意している中で、こちらは最近ではめずらしくなった超音波加熱式のハイブリッドタイプです。

給水はタンクは外しても、外さなくても給水できる構造。しかもタンク内部には、雑菌の繁殖を防ぐ銀イオンカートリッジを備えます。超音波式らしく電気代も安く済み、デザインもシンプルで嫌みがありません。価格と機能のバランスがよい製品です。

まとめ

ここで紹介した製品は、どれも評判のよい製品です。ぜひ、気に入った製品を選んで、のどや肌を乾燥から守りましょう。