工事不要ですぐ使える! 3万円のアイリスオーヤマ食洗機で大満足
すでに導入して3週間ほど経過するわけだが、4人家族の家に3人分の食洗機で足りるのか、という心配もあった。だが、箸、茶碗、コップなどの小物を全部食洗機に放り込み、大物は手洗いすると割り切れば、十分すぎるほど戦力になる。また運転時間が短いので、2度回すのも苦にならない。
特にプラ食器に油物といった組み合わせでは、手洗いではなかなかぬるつきが取れないものだが、食洗機なら一発でツルツルになる。中華やイタリアンなど、油を多く使う料理の後始末が楽ちんなのは本当に助かる。
残滓ネットも大きめなので、掃除しやすいのもメリットだ。食洗機に入れる前に食器を水でざっと残滓を流してしまえばそれほど汚れないし、細かいものはほとんど排水パイプから流れ出てしまうので、小まめに掃除する必要はない。
これまで型番違いの据え置き型を3台使ってきたが、動作音はかなり静かなほうである。以前は食洗機が回り出すと、そのそばでは話もできないぐらいだったが、それに比べれば十分静かだと言える。かといって洗浄力が弱いわけでもないので、ちょうどいいバランスなのだろう。
唯一の弱点は、やはり給水の手間だ。バケツ3回を天面から入れるのは、それなりにめんどくさい。一時的にホースでも繋いで、ジャーッと給水した方が楽かもしれない。実際そうした給水を想定して、付属品を準備している他社製品もあるようだ。
しかし水道の近くに置かなくてよいというのは、利点でもある。ユーザーの中には、排水をバケツで受けることにして、水回りではない場所に設置している人もいるそうだ。確かに後付けモデルはただでさえ狭いシンク周りをかなり占領するので、棚などに置ければそれに越したことはない。筆者宅はシンクとは別に大きなキッチンワゴンがあるので、もっぱら調理はその上で行なう事で対処している。
3万円程度で買えてどこにでも置ける食洗機「ISHT-5000-W」は、シンプルな作りながら十分な洗浄能力を持つ。これまで設置の関係で、食洗機を使ったことがない人にこそ、使って欲しい製品だ。くすんだガラス製花瓶なども、一発でピカピカ。スポンジでは洗いにくいおろし金やピーラー、スライサーなども、安全に洗える。
皆さんもぜひ食洗機の虜となって、もし壊れたとしても、そのたびに新製品を買うような筆者の仲間となって欲しい。