皮膚科医が教える「乾燥や花粉、PM2.5の刺激が引き起こす春先の肌トラブル」対処法。汚れを落とし肌を守るコスメ7選

いつもの化粧品でいつものケアをしていても、肌の調子が崩れがちな春。なぜ春は肌がゆらぎやすいのか、その理由と一日も早く健康な肌を取り戻すためのスキンケアのコツを銀座ケイスキンクリニック院長で著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』などがある皮膚科専門医の慶田朋子先生に聞きました(撮影=金子吉輝 文=古屋美枝)* * * * * * *◆冬の乾燥でバリア機能が低下春先は、赤みやかゆみ、湿疹など思いがけない肌トラブルが出やすい時季です。その理由について、皮膚科医の慶田朋子先生は、《乾燥》が一番の原因だと指摘します。「11月くらいから春先までは湿度が低いうえに、外気の冷たさで皮膚の表面温度が下がり、乾燥が進みやすい。過酷な冬を越えた肌はバリア機能が低下し、弱りきっている状態と言えるでしょう。そんなところに、花粉やPM2.5などの刺激を受けるのですから、肌荒れが起きるのも当然です」(慶田先生。以下同)トラブルを回避するには、とにかく「保湿を徹底する」こと。そして、「花粉などのアレルゲンを寄せつけない」ことが重要です。スキンケアだけでなく、上着は玄関で脱ぐ、空気清浄機を活用するなどの対策も必須。「寒暖差の激しい春先は、自律神経が乱れやすく、それも肌荒れを起こす一因に。いつも以上に食事、運動、睡眠の質に気をつけることが大事です。万一、肌に異常を感じたら放置せず、皮膚科で適切な処置を受けること。炎症を繰り返すと、シワや色素沈着など老化の原因になりかねません。自宅では、汚れをしっかり落とし、刺激の少ないアイテムで肌を守るケアを心がけましょう」

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 皮膚科医が教える「乾燥や花粉、PM2.5の刺激が引き起こす春先の肌トラブル」対処法。汚れを落とし肌を守るコスメ7選

◆鉄則1)メイク汚れや皮脂残りのない清潔な状態に刺激を与えないことと同じくらい大切なのが、肌に汚れを残さないこと。「毛穴に残った皮脂は、酸化して刺激物となり、炎症につながります。また、肌のターンオーバーが停滞し角栓ができると、そこから酸化ストレスが肌全体に広がって、老化が加速してしまうのです。汚れを落とす時は、強くこすらないように。最近のクレンジング料や洗顔料は潤いを残しながら落とす技術が優秀ですから、取りすぎることを心配せず、朝も洗顔料を使うのがおすすめです」●クレンジング1:タプリス プエラフィカ クレンジング 130g ¥6,050/ドクターベルツ肌に負担をかけないよう、メイク落ちはもちろん、洗い流しやすさにもこだわったクレンジング。各種の保湿成分や血行促進成分を配合。2:カルテHD モイスチュア クレンジング オイルジェル 〈医薬部外品〉130g ¥1,320(編集部調べ)/コーセー マルホ ファーマ(3/16発売)クッション性の高いジェルベース。肌荒れ防止有効成分配合。3:イドラクラリティ マイクロエッセンス クレンジングエマルジョン 200mL ¥3,850/コスメデコルテ軽やかな乳液状の質感で、スピーディに汚れをオフ。すっきりとした洗い上がりでW洗顔不要。4:ニベア 美容オイルクレンズ ディープクリア 195mL ¥1,430(編集部調べ)/ニベア花王メイク汚れに浸透し包み込むことで、肌への再付着を防止。毛穴に入り込んだ汚れもするんと落ちる。◆●洗顔料1:もっちりクリーミィ泡洗顔 280mL ¥1,980/ハーバー研究所(限定発売中)ワンプッシュで出てくるきめ細かな泡が、肌に負担をかけずに汚れをオフ。発酵ローズハチミツなど、豊富な保湿成分を配合。2:エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュ130g ¥4,950/エスト(花王)厚みのあるジェルが肌に密着。肌の酸化によるくすみの原因、「大人の隠れ角栓」を分解してしっかり洗い流す。3:ピュアモイスト泡洗顔料 150mL ¥1,320/ファンケル弾力のある泡で洗えるポンプタイプ。アミノ酸系洗浄成分により、つっぱらず洗い上げる。肌荒れを防ぐ桃葉エキスやアラントインを配合。※記事内に掲載の商品価格はすべて税込です(撮影=金子吉輝)

慶田朋子