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小林製薬では、長年に渡って「ヨウ素」の研究を行っている。

今回、0.5%のヨウ素水溶液を作用させることで、新型コロナウイルス(デルタ株含む)を不活化させる(※①)ことが分かった。(※②)

ヨウ素は一般的にうがい薬や消毒液、防かび剤、除草剤などの原料にも使われており、実は日本は世界第2位(※③)の生産量を誇る。私たちの生活にとても身近な存在だ。(※④)

細胞に新型コロナウイルスを作用させると破壊、膨張され崩れるように死んでいく。しかし、新型コロナウイルスにヨウ素を添加した後、細胞に作用させた場合では、変化がないことが分かった。

また、ウイルスを作用させ48時間後の細胞を観察すると、ヨウ素を添加した場合では、新型コロナウイルスの粒子が確認されず、細胞も正常な状態であることが示された。(※②)

小林製薬では、以前からヨウ素等の抗ウイルス効果に関する基礎研究を続けており、今回の研究は、新型コロナウイルスに関する新たな知見として、感染症対策研究の一助として社会に貢献できるものと考えている。

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※① 試験管内の試験において、細胞への感染性を持つウイルスが99.9%以上減少すること。

※② 培養細胞での実験系であり、人体での現象を必ずしも反映するものではございません。

※③ 天然ガス鉱業会「Ⅲ.国産資源活用 ヨウ素とは」

https://www.tengas.gr.jp/natural-gas/resources_conjugate/

※④ ヨウ素は人にとって必須元素ですが、多くとれば良いというわけではなく、過剰摂取した場合には甲状腺機能低下症などを発症するリスクがあります。

https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2021/211111_01/index.html