【ヒットの予感】 GABA・カフェイン吸引の吸引機器〈「ZORN」〉/脈波測定し休憩を提案(2021年7月1日号)
ヒットの予感
”ひと休み”をサポートするデバイス「ZORN(ゾーン)」
健康機器メーカーのBREATHER(ブリーザー、本社東京都、菅沼辰矢CEO、(電)0120―012―460)は6月15日、”ひと休み”をサポートするデバイス「ZORN(ゾーン)」を発売した。専用のカートリッジにGABAやカフェインをセットし、吸引する。測定した脈波を基に、ユーザーに適した休憩時間の長さを提案する機能も備えている。 ブリージングデバイス「ZORN」は、棒状の吸引デバイス。セットするカートリッジには、ミントフレーバーでカフェイン配合の「POWER(パワー)」と、ココナッツフレーバーでGABA配合の「CALM(カーム)」の2種類がある。仕事やスポーツなどの合間の”ひと休み”のシーンで使用することを想定している。 「ZORN」は、脈波を計測する”ひと休み”センサーを搭載している。ボタンを素早く2回押してから、センサーに指をあてると、脈波を測定できる。デバイスの使用時に必要な休憩時間を青(3分)、黄色(5分)、赤(10分)の中から提案してくれる。 同社は19年12月に、前身となるブリージングデバイス「ston(ストン)」を発売した。予想を大幅に上回る売り上げとなっており、専用カートリッジを定期的に購入する顧客も増加中だという。 「顧客の男女比は、男性7割、女性3割。当初は男性のビジネスマンを主な顧客として想定していた。テレワークの浸透もあり、自宅で使いたいという女性が想定以上に多かった」(菅沼CEO)と言う。 現在は、自社ECサイトやアマゾンで同商品の販売を行っている。顧客の声の収集が目的だという。通販・訪販チャネルへの卸売りも行うという。 「ZORN」のサイズは全長150ミリメートル、直径21ミリメートル。重さは31グラム。価格は税込1万1990円。専用カートリッジは同1980円となっている。
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