くんせい料理からトースト、グリルまで、スモークトースターが毎日大活躍中
この自動メニューにあるのが「くんせい」だ。さっそく、「豚バラのくんせい」を作ってみた。下準備として調味料で味付けして、一晩漬け込むという作業がある。
使用したのは、豚バラ肉2本(1本約200g)。これを三温糖、塩、こしょうで味付けする袋に入れて一晩冷蔵庫に入れ、漬け込んだこれを1時間ほど乾燥させたら、あとはスモークチップを入れたトースターで焼いていくだけだ。
まず角皿に、スモークチップを広げて入れるその上に、くしゃくしゃにしたアルミホイルをかける焼き網の上に、豚バラを並べる煙が逃げないよう、全体をアルミホイルで覆うちなみに自動調理には「20くんせい」とあるが、さらに食材によって4メニューに分かれる。豚バラの場合は、「3-20」。これを間違うと、加熱時間が足りなくなってしまうこともあるので要注意だ。
さて、調理をスタートしてしばらくすると、スモークのいい香りがぷ~んと漂ってきた。煙たいというほどではないのは、脱臭・脱煙機能が功を奏しているのかもしれないが、部屋ににおいが染みつくと後々大変なので、換気扇をまわしたほうがよさそうだ。
そして30分後、ピーピーと終了音がなったので、出してみると……。これは大成功!
スモークの美味しそうな香りとともに、ジュージューと音を立てて完成!見た目もいいし、香りもいいし、見るからに美味しそうだ。さっそくこれを持って、持ち寄りパーティーに参加したところ、予想以上に喜ばれた。ただし豚バラは結構脂っぽく、時間が経つと脂が固まるので、持っていく直前に用意したほうがよさそうだ。
大人だけでなく子供たちにも大好評だった、豚バラのスモーク脂が滴ってジューシーな焼き上がりだこのトースターでくんせいを作ってよかったのは、褒められたことだけではない(笑)。セットしたら放っておけるので、その間に別の準備ができたのだ。筆者の場合、仕事から帰ってからのパーティーだったため、けっこう慌ただしかったが、料理にかかる時間がほどんと必要なかったのは助かった。
そのほかにも、市販の煮たまごやプロセスチーズを使ったくんせいも作ったが、これらは豚バラに比べると調理時間も短く、それでいてまったく違った風味になるのがいい。