年末の大掃除に使えるダイソーの100円グッズ傑作選

面倒くさがりな人必見!年末大掃除に使える100均ダイソーグッズまとめ

今年も残りあと数週間となり、年末大掃除の季節がやってきました。

毎年のことながら腰が重い、大掃除に時間もお金もあまりかけたくないという人は、100均グッズを活用してはいかがでしょうか?

というわけで今回は、面倒くさがりな人必見。ダイソーのおすすめ掃除グッズを使った、ズボラ向け大掃除のススメです。

ダイソーの掃除グッズは年末大掃除にも使える!

日ごろから重宝するダイソーの掃除グッズですが、年末大掃除の時期にも活躍してくれます。

重曹やクエン酸などの定番アイテムはもちろん、痒いところに手が届くようなアイデアグッズまで、ラインナップの豊富さも魅力的。ホームセンターで数百円するようなアイテムが110円で手に入ることもあるので、年末が近づくにつれ人気の掃除グッズは品薄になることもあるほどなんです。

「100均なのに使える」とネットやSNSで話題になっている商品は特に売り切れ店舗が増えるので、早めにゲットするのがおすすめですよ!

ズボラ&面倒くさがりな人に!年末大掃除におすすめのダイソーグッズ

100均のダイソーで買える、年末大掃除におすすめの便利グッズをご紹介します。

数ある掃除グッズの中から、面倒くさがりの筆者が「これはズボラ向き」と思うものをまとめたので大掃除前にチェックしてみてください。

①アルカリ電解水クリーナー詰替え落ち落ちV(500ml)

価格:110円(税込み)

ダイソーの人気大掃除グッズの中でも今注目度が上がっているのがこちらのアルカリ電解水クリーナー。

スプレーボトル入りも売られていますがそちらは280ml入りなので、詰め替えできる空のボトルが家にあるならこちらをおすすめします。

アルカリ電解水が今注目されている理由は、掃除だけでなく除菌効果もあるというところ(※)。家具やゴミ箱などにスプレーするだけで拭き掃除&除菌ができるので面倒くさがりの人にもおすすめです。

使用中は直接手や顔につかないように注意が必要ですが、水を電気分解して作られているため乾くとただの水になります。成分が水のみなので子どもやペットが触れる場所にも使えて、除菌もできるというイチオシの自然派掃除グッズです。

※一般的にpH値が12~13以上のアルカリ電解水には除菌効果が認められています。pH値について詳しくは後述しているのでそちらをご参考ください

【使い方】

汚れが気になる箇所に直接スプレーして拭き取る。またはキッチンクロスやキッチンペーパーに染み込ませて使う。強力な汚れの場合は数分放置してから拭き取る。

【大掃除におすすめな使い方】

アルカリ電解水は強アルカリ性なので、キッチンの油汚れや血液や皮脂などのたんぱく汚れ、タバコのヤニ、茶渋などに効果テキメンです!

②重曹ペースト(200g)

価格:110円(税込み)

以前から大掃除には重宝されてきた重曹ですが、こちらの商品のポイントはペースト状になっているところです。

もちろん粉の重曹を使って自分でペーストを作ることもできなくはないです。しかし筆者のように面倒なことはできるだけしたくない人にはすでにペーストになっているこちらの方が重宝するでしょう!

液だれしないので、コンロの細い隙間やこびりついた油汚れにピンポイントに塗ることができるのも良いところです。

【使い方】

汚れが気になる箇所に塗る→数分~数十分ほど放置して汚れを浮かせる→スポンジや丸めたラップなどで擦り落とす。

【大掃除におすすめな使い方】

重曹はアルカリ電解水と同じくアルカリ性の洗剤なので、キッチンの油汚れやお風呂の皮脂汚れとは相性が良いです。

ピンクのヌメリ汚れには効果がありますが、水垢は重曹では落ちないため次に紹介するクエン酸系のグッズがおすすめです。

③おそうじピカラクシート(クエン酸配合)

価格:110円(税込み)

クエン酸が配合されたポリエステル製の使い捨てシートです。シートといっても紙のような素材ではなく、片面がザラザラのスポンジのような素材になっています。

6シート入りですが、シートの切れ目でカットすれば12回分使えます。水だけでシンクや蛇口がピカピカになり、しかも使い捨てなので手間なしという、ズボラには大変有難い大掃除グッズ。

クエン酸が水垢などの汚れを分解し、特殊繊維が汚れを絡めとって擦り落とす仕組みになっています。

【使い方】

シートに水を含ませ、汚れが気になる箇所をゴシゴシ擦る。

【大掃除におすすめな使い方】

※擦りすぎると傷がつくことがあります

※くもり止め加工された鏡やガラス、大理石、水性ペンキが塗られたもの、鉄、アルミなど、素材によって使えないものもあります

お風呂場やシンクの水垢はアルカリ性の汚れなので、クエン酸配合のシートが効果的です。ピカラクシートシリーズには他にも「重曹配合」と「セスキ炭酸ソーダ配合」があるので、汚れに合わせて使い分けするのがおすすめですよ!

④排水溝のヌメリ スッキリ棒(3本入り)

価格:110円(税込み)

面倒な排水溝の大掃除におすすめしたいのがこちらのスッキリ棒。木べらのような柄の先にブラシのようなチクチクするスポンジがついた便利グッズです。

使う前は正直「使い古しの歯ブラシでも良いのでは?」と思いましたが、使ってみるとこれが意外と重宝します。

ポイントはこの形状で、歯ブラシと違って先っぽにもブラシがあり、平らになっているため擦り洗いがしやすいです。素材も普通のスポンジに比べて固さがあるブラシ状なのでヌメリがよくとれ、排水溝の網の部分まで掃除がしやすくなっています。

【使い方】

※排水溝の内部や汚れたスポンジの画像が出るので注意してください

ブラシの先端に水か洗剤をつけて擦り洗いする。

【大掃除におすすめな使い方】

大きすぎず小さすぎないサイズなので、キッチンのシンクの排水溝以外にも、洗面所、お風呂場など家中で活躍してくれるでしょう。

⑤落ち落ちVコゲ落とし

価格:110円(税込み)

強力な研磨粒子で頑固な焦げ付きを落とす、コゲ落とし専用の研磨スポンジです。五徳や鍋の底、魚焼き網などにこびりついた黒コゲを物理的に削ぎ落します。

重曹ペーストやアルカリ電解水など、何を試しても落ちなかったコゲが簡単に落ちたと評判のアイテムですが、傷をつけたくないものへの使用はおすすめしません!

【使い方】

スポンジに水を含ませ、コゲがとれない箇所をゴシゴシ擦る。

(今回は先ほどの重曹ペーストと合わせてしつこい焦げつきに使いました)

【大掃除におすすめな使い方】

⑥マイクロファイバーお掃除手袋(両手セット)

価格:110円(税込み)

大掃除には欠かせないマイクロファイバーのぞうきんを、手袋型にした画期的なアイテムがこちら。極細繊維がホコリや汚れを絡めとり、ブラインドやテレビ、パソコン、家具などささっと効率良く掃除できます。

乾拭きはもちろん水拭きもOKなので、窓のサッシや水周りの隙間掃除にもおすすめ。大掃除には1つあると重宝するアイテムです。

【使い方】

手にはめて、ホコリや塵が気になる箇所を乾拭きする。または、ビニール手袋などを手にはめてから本品をその上からはめて、水や洗剤をつけて汚れが気になる箇所を水拭きする。

【大掃除におすすめな使い方】

大掃除の定番!アルカリ電解水・重曹・クエン酸・セスキの違いと使い分け

ナチュラルクリーニングブームの近頃は、大掃除にもナチュラル洗剤が使われることが多くなりました。

その代表アイテムといえるのが当記事でもご紹介しているアルカリ電解水・重曹・クエン酸、そしてセスキ炭酸ソーダです。全てダイソーやセリアなどの100均でも手に入るため、コスパの面でもおすすめです。

ナチュラルクリーニングの基本は、アルカリ性の汚れには酸性のアイテム、酸性の汚れにはアルカリ性のアイテムを使うことです。

年末の大掃除に使えるダイソーの100円グッズ傑作選

4つのアイテムにそれぞれ得意不得意の汚れがあるのは、酸性・アルカリ性の度合いを表すpH値に違いがあるためです。

少しややこしいですが、4つのアイテムの特性を覚えてお使い分ければ大抵の汚れはきれいになるといっても過言ではありませんよ!

【pH値比較】(高いほどアルカリ度が高い)

アルカリ電解水

セスキ

重曹

水・中性洗剤

クエン酸

12~13

(強アルカリ性)

9~10

(弱アルカリ性)

8~9

(弱アルカリ性)

7(中性)

2~3

(強酸性)

【アルカリ電解水】

どんなもの?

水を電気分解した強アルカリ性・液体で売られていることが多い

特徴

アルカリ度が高い・除菌ができる・消臭効果がある

得意な汚れ

油汚れ・皮脂汚れ・手垢・血液・タバコのヤニ・食べこぼし・茶渋など

ニガテな汚れ

水垢・尿汚れ・石鹸かすなど

使えないもの

水に濡らせないもの・表面がコーティングされたもの・っ貴金属・宝石類・銅・アルミ・真鍮・木製品・ガラス・漆器・皮製品など

【セスキ炭酸ソーダ】

どんなもの?

炭酸ナトリウムと重曹を合わせた弱アルカリ性の無機化合物・粉末状で売られていることが多い

特徴

重曹より水に溶けやすくアルカリ度が高い・消臭効果がある・研磨剤としては使えない

得意な汚れ

油汚れ・皮脂汚れ・手垢・血液・タバコのヤニ・食べこぼし・茶渋・衣類の汗染みなど

ニガテな汚れ

水垢・尿汚れ・石鹸かす

使えないもの

水に濡らせないもの・表面がコーティングされたもの・貴金属・宝石類・銅・アルミ・真鍮・白木の家具・漆器・皮製品など

【重曹】

どんなもの?

食塩を電気分解して二酸化炭素を加えた弱アルカリ性の無機化合物・粉末状で売られていることが多い

特徴

研磨剤として擦り洗いに使える・熱を加えるとアルカリ度が増す・消臭、除湿効果がある・ペーストやクレンザーとして使える

得意な汚れ

油汚れ・皮脂汚れ・手垢・血液・タバコのヤニ・食べこぼし・茶渋・フライパンや鍋の焦げ落としなど

ニガテな汚れ

水垢・尿汚れ・石鹸かす・酷い油汚れ(アルカリ度が低いため)

使えないもの

水で塗らせないもの・表面がコーティングされたもの・傷がつきやすいもの・天然素材のもの・銅・アルミ・真鍮・木製品・漆器・皮製品など

【クエン酸】

どんなもの?

酢やレモンなどの柑橘類に含まれる有機化合物・粉末状で売られていることが多い

特徴

アルカリ性の汚れに効果的・消臭、抗菌効果がある・塩素系漂白剤と併用してはいけない

得意な汚れ

水垢・トイレの黄ばみ、尿石・加湿器のカルキ・洗濯槽の汚れ・石鹸かすなど

ニガテな汚れ

油汚れ・皮脂汚れ・手垢・血液・タバコのヤニなど

使えないもの

水で塗らせないもの・錆びやすいもの・大理石・コンクリート(セメント)・鉄・銅・アルミ・白木の家具・漆器など

※商品によっては上記の限りではありません。ナチュラル洗剤を使用する際は、必ず商品パッケージに記載されている使用上の注意や使用に適さない場所を事前に確認しましょう。

【番外編】ダイソーや100均でも買える、大掃除に使える意外な日用品

ここからは、大掃除にも使える意外な日用品をご紹介します。ダイソーやセリアなどの100均でも手に入る身近なグッズなので、ぜひ参考にしてみてください。

①木工用ボンド

昨年あたりから注目されているのが、木工用ボンドを使った掃除方法です。SNSで拡散されたことで大掃除にも使えるとちょっとしたブームになりました。

使い方は簡単で、細かい隙間汚れが気になるものに木工用ボンドを塗りたくり、しっかり乾かして剥がすだけ。リモコンやキーボード、プラスチック製のヘアブラシなど、ホコリや食べかすなんかが入りこんで取りにくいものもピカピカになると評判です。

他にも、シンクの蛇口の付け根、キッチンのIH周りなどにもおすすめ。ポイントは水気をよく拭き取ることと、厚めに塗ってしっかり乾かすことです。

※電化製品などに木工用ボンドを塗る際は自己責任の上で実行してください

②粘土ベラ

100均にもよく売っているプラスチック製の粘土ベラは、実は大掃除にも使える便利アイテム。テレビ番組で意外な掃除グッズとして紹介されたことで話題になりました。

アルカリ電解水や洗剤などでコンロの汚れを浮かせた後、粘土ベラを使って削り取るように掃除しましょう。適度な柔らかさがあるのでゴシゴシこすっても五徳や金属を傷つけず、隙間やカーブにフィットするところがポイントです。

③ボトル洗いブラシ

ボトル洗いブラシは、ステンレスボトルや水筒など筒状のものを洗うためのグッズです。

柄がついているので、キッチンのシンクの排水溝やお風呂の排水溝など、手が届きにくい場所の掃除には最適!使い捨て歯ブラシなどと違って全方向にブラシがついているので、洗剤をつけて排水溝の中でくるくる回すだけであっという間にきれいになります。

先が湾曲しているものなど、形状や太さも色々あるので、自宅の排水溝にシンデレラフィットするものを選んでみてくださいね。

④加圧式霧吹き

加圧式霧吹きは一般的に植物の水やりなどに使われるグッズです。ダイソーでも園芸コーナーで手に入ります。

加圧されることで水がジェット噴射されるので、窓のサッシや網戸の掃除にとっても便利。まるで高圧洗浄機のように泥や砂汚れを浮かせて落としてくれるとSNSやネットで話題になりました。

⑤入れ歯用ブラシ

入れ歯用ブラシは適度なコシがあり、先が尖っているので水回りの隙間掃除に向いています。

使い古しの歯ブラシやお風呂用ブラシよりも使い勝手がよく、痒いところに手が届くのでおすすめです。お風呂場のタイルの隙間や、ゴムパッキン、蛇口の裏側など、大掃除できれいにしておきたい場所にも重宝しますよ!

大掃除はダイソーグッズでささっと済ませよう

面倒な年末大掃除。今年はダイソーの便利グッズを使ってささっと効率的に終わらせてはいかがでしょうか?

※商品の取り扱いは店舗によって異なります

※商品を使用する際はパッケージに記載されている使い方に従いましょう

文/黒岩ヨシコ

編集/inox.