寒い夜でお赤ちゃんのねんねの質をあげる、服装のポイント【米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタント】

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赤ちゃんを寝かせるとき「寒くて風邪をひかない?」「暖房は夜通しつけていい?」「 暖房をつけたまま寝ると乾燥が…」など、気になることがさまざまあります。そこで、赤ちゃんの快適な睡眠をサポートするため、暖房の使い方のコツ、ねんね時の服装のポイントを乳幼児睡眠コンサルタント愛波さんに聞きました。【画像】赤ちゃんの睡眠たりている? 乳幼児睡眠コンサルタントの提唱する睡眠の土台日本人初の米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんが、米国NYから情報を発信!「愛波文さんのぐっすりねんねROOM#34」

冬の寝室は20度前後をキープ

入眠時に部屋や寝床が寒いと、体の交感神経が体温を温めようと作動し、興奮してなかなか寝つけなくなることがあります。質のいい睡眠をとるための、冬の寝室の温度は20度前後が最適といわれています。16度以下になると、寒すぎて目覚めてしまうことも。朝方のいちばん寒くなる時間帯、4~5時ごろに室温が下がりすぎないように注意しましょう。

 寒い夜でお赤ちゃんのねんねの質をあげる、服装のポイント【米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタント】

寝かせる前の寝室は23度くらいに

ねんねルーティン後、スムーズに入眠させるために、夜寝かせる寝室は23度くらいに暖めておきます。夜中に、18~20度くらいに室温を保てるのであれば、数時間後に暖房が切れるようタイマーをセットしてもいいでしょう。18~20度を保てない場合、暖房は20度くらいで朝までつけたままでOK。

朝方の夜泣きや早朝起きは寒さが原因の場合も

冬場、赤ちゃんが朝の4~5時に夜泣きをしたり、早朝起きをする場合、室温が低すぎて、寒さで泣いたり起きたりしている可能性があります。寝る前に暖房を切っている場合は、3時台に暖房を入れ、寝室を18~20度くらいに暖めて。タイマーがあれば活用しましょう。

乾燥対策には湿度管理を工夫して

暖房を朝までつけた状態にすると、気になるのは乾燥対策です。肌やのどもカラカラになりますよね。風邪などの原因になるウイルスは、乾燥した環境の中で活発になるともいわれています。

部屋の湿度は40~60%くらいに

冬は、何も対策をしない状態だと、湿度40%を保つことは、なかなか難しいと思います。ぜひ、加湿器などを活用し、湿度40~50%くらいを保つように調整しましょう。ちなみに、わが家では、寝る前に23℃くらいに部屋を暖め暖房を切ります。ただし、暖かい蒸気が出る加湿器を夜中ずっと稼働させています。たまに明け方に、マイナス5度や10度とすごく寒くなる日も。その寒さだと目が覚めてしまうので、寒い日は、暖房を一晩中入れています。

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最終更新:たまひよONLINE