パワフル大風量「JET気流」で素早く冷暖房するビーバーエアコン
写真:Impress Watch
三菱重工サーマルシステムズは、ルームエアコン「ビーバーエアコン」2022年モデル4シリーズ23機種を、4月から順次発売する。最高級モデル「Sシリーズ」、寒冷地向けハイスペックモデル「SKシリーズ」、高機能モデル「Rシリーズ」、標準モデル「Tシリーズ」をラインナップし、いずれも価格はオープンプライス。【この記事に関する別の画像を見る】全機種とも、大風量でパワフルな「JET気流」と、急速な冷暖房を可能にする「ワープ運転」を搭載。「JET気流」は、少ない電力で大風量を吹き出し、音や振動を抑えて遠く隅々まで風を届ける。冷房時の気流到達距離は約14mで、シャワーのように天井から冷風が降り注ぐという。なお「JET気流」は、ジェットエンジンの翼形状設計に使われる解析技術CFD(数値流体力学)を、風路設計に応用した「JET BODY」から送り出される。また「ワープ運転」は、エアコン近くを素早く冷やしたい、または暖めたいという時に便利な機能だとする。「S・SK」シリーズには、「エリア空調」や「おまかせセンサー気流運転」を搭載。「エリア空調」では、部屋全体、中央、左奥、右奥、左手前、右手前のエリアを組み合わせた16パターンの中から、好みのエリアを選択して空調できる。また、「おまかせセンサー気流運転」は風量や風向の自動制御で部屋を均一に効率よく冷暖房するほか、人感センサーにより人の動きに応じた、きめ細かい空調を実現するという。また、室内機内部をクリーンに保つ「フィルター自動清掃」機能を搭載。約1年に1回のダストボックスの手入れ時期には、本体のフィルター清掃ランプで知らせてくれる。ダストボックス、ブラシは取り外して水洗い可能だ。そのほか、別売のハイブリッド加熱気化式加湿器を併用することで、あらかじめ設定した湿度になると、エアコンから加湿器へ運転または停止信号が送信されて、部屋を快適な湿度に保つ。全シリーズで、「バイオクリア運転」をすることで、バイオクリアフィルターに吸着した汚れを酵素と尿素の力で抑制するという。「バイオクリア運転」を開始すると、バイオクリアフィルター付近の温度と湿度をコントロールして、花粉などのアレル物質の抑制効果が促進されるとする。なお、同運転は約1.5時間で完了し、花粉の飛ぶ時期などに使うと効果的だという。また、熱交換器に汚れが付着するのを防ぐ「清潔プレコート熱交フィン」や、抗菌仕様でカビなどの成長を抑える「防カビエアフィルター」、「抗菌・防カビファン」、「内部クリーン運転」など、室内機がいつもキレイな状態で運転できるように配慮されている。なお「ビーバーエアコン」2022年モデル4シリーズの、機能などの違いは、下表の通り。
家電 Watch,河原塚 英信