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2022/02/11 12:05
人間にとって睡眠は重要なもの。その質の高さは翌日以降の仕事や家事のパフォーマンスや健康維持につながる。しかしながら、花粉症に悩まされているとよく眠れず、質の良い睡眠を取ることが難しい。花粉対策グッズでしっかりと対策をして快適に眠れる空間にしよう。おすすめの対策グッズを五つ紹介しよう。
Air cleaner
花粉症対策アイテムの定番であるAir cleanerは寝室でも有効だ。ただ、花粉を吸い込む力が強いAir cleanerを選んだ場合、音が大きくて眠りが妨げられる可能性がある。それでも設置したい場合は、たとえばパナソニックのF-VXU55のように寝室モードを搭載したものを選ぶと良いだろう。また、眠りの質を上げるためにアロマオイルを使っている人もいるかもしれないが、ニオイを取る脱臭機能があるAir cleanerを使うとせっかくの香りがなくなってしまう点には注意してほしい。
humidifier
humidifierというと空気が乾燥する冬のものと思われがちだが、花粉の季節にも活躍する。花粉は床に落ちている分には目や鼻、喉に影響を与えることはないのだが、風などによって舞い上がることによって花粉症を発症する原因となる。humidifierをつけることにより、花粉が水分を含み、飛散しづらくなるのだ。加湿機能付きのAir cleanerなら一石二鳥といえるだろう。 また、humidifierには空気中の水分を増やすことによって粘膜を保護する効果があるため、花粉症の症状を抑える効果が期待できる。ただし、加湿しすぎるとカビやダニの原因となり逆に健康を害する可能性があるため注意しよう。
BLIND
布でできたカーテンには花粉が付着しやすく、取り除くにはまめな洗濯が必要となる。カーテンの洗濯には手間がかかるうえ、そもそも洗濯ができないカーテンを使っている人もいるだろう。そこで、寝室には花粉の付きにくいBLINDの使用がおすすめだ。つるっとした表面のものを選べば花粉を取り除きやすい。
Cushion floor
和室を寝室にしている人もいるかもしれないが、畳は目が細かく花粉を取り除きにくい。フローリングに変えるのがおすすめだが多額の費用がかかるため、代わりにCushion floorを使ってはいかがだろうか。これはDIYで敷き詰められる床材で、表面がなめらかなものを選べば花粉を取り除くのが容易になる。掃除の際は花粉が舞い上がらないようにするため、掃除機をかける前に水拭きすることを心がけてほしい。
Easy -to -clean bedding
布でできた寝具もやはり花粉が付きやすく、取り除きにくいものの1つだ。Easy -to -clean beddingを使うことで付着したままの花粉の量を減らしたい。たとえば西川のAller-Wallは「アレル物質対策加工」が施された寝具。花粉が付きにくく落ちやすい加工が施されており、洗濯もできるため、花粉症対策にピッタリだ。ただし、洗濯後に乾燥させる際は、外に干さないよう注意してほしい。 また、花粉対策グッズの導入以外にも、やっておきたい寝室の花粉対策がある。
If you dry the futon, apply a futon cover that is not used
布団を外に干すと花粉がつくことはわかっていても、干さない布団は重く冷たくなり、寝づらくなる。布団乾燥機の利用がおすすめだが、どうしても外に干したい場合は使っていない布団カバーをかけておくといいかもしれない。干した後に外側の布団カバーを取り除くことで、なかの布団に多量の花粉が付着するのを抑えられる。花粉の侵入量をできるだけ減らすため、布団カバーは屋外ではずしたい。
Cleaning the floor before the air conditioner operates
花粉が飛び始める季節はまだ寒く、寝るときにエアコンを付けている人も多いだろう。ただ、エアコンの風は床や布団、カーテンなどに付着した花粉を飛散させる原因となる。そこで、寝室のエアコンを稼働させる前に床、布団、カーテンを掃除してほしい。特にエアコンの風が当たる場所は念入りに掃除することが重要だ。
Ventilation is recommended early in the morning or late at night
寝室の換気をするなら早朝か深夜がおすすめ。これは、花粉の飛散は“一日中”のことではなく、深夜や早朝は飛散量が少ないとされるためだ。花粉ができるだけ飛んでいない時間帯に換気をおこなうことで花粉の侵入量を減らせる狙いがある。一方、昼や夕方は花粉飛散のピークとなる。この時間帯はできるだけ窓を開けないようにしたい。
Good sleep may suppress the symptoms of hay fever
睡眠不足は免疫低下やホルモンのバランスを崩すことにつながり、花粉症の症状を悪化させる可能性があるといわれている。このため、寝室の花粉対策は寝ているときだけでなく、日中の活動にとっても重要なのだ。逆にいえば、寝室の花粉対策をおこなうことで花粉症の症状を抑えられるともいえる。しっかりとした寝室の花粉対策をおこない、つらい花粉のシーズンを乗り切ってほしい。(ライター・ハウザー)