花粉症によるつらい眠気症状どうしたらいい? 快適に過ごすための花粉対策
こんにちは、WELLMETHODライターの和重 景です。
すっかり陽が暖かく感じる季節になりました。
ポカポカした陽気で、晴れやかな気持ちになりますが…この時期、多くの方を悩ませている疾患が「花粉症」です。
みなさまは、花粉症に眠くなるイメージはありますか?
花粉症といえば、治療薬の副作用に眠気があることは一般的ですよね。
しかし、花粉症と睡眠は密接に関係しており、花粉症によって起こる眠気は薬だけが原因ではありません。
実は、筆者も20代後半あたりから春になると鼻水が多く出たり、目が痒くなったりと花粉症の症状に随分悩んだ経験のある一人です。
とくに花粉症の症状がひどい時期は、顔が腫れぼったくなる・鼻水が大量に出るなど、ずっと体調がイマイチで優れません。
さらに日中は寝ても寝ても眠い、頭がボーっとする、だるさが続くなど、同僚や上司に「調子が悪いの?」と心配されることもしばしばありました。
頑張ろうという気持ちはあっても、眠気やだるさのせいでパフォーマンスが落ちてしまっては勿体ないですよね。
実は、この花粉症の眠気やだるさは、花粉症の対策をきちんと行うことで症状を緩和することができます。
「花粉症だから仕方ない」と諦めているアナタへ、今回は、過去に花粉症で悩んだ筆者が、実際にやってみて効果を感じた対策方法や、この眠気が花粉症のせいなのか、花粉症かどうかのセルフチェック法についてご紹介します。
花粉症を正しく理解し、予防策を知ることで、快適な生活を送りましょう。
目次
1.花粉症とは
花粉症とは、花粉を原因(抗原)にもつ季節性のアレルギー性鼻炎のことをいいます。
アレルギー性鼻炎とは、鼻の粘膜に入った異物を排除しようとする免疫反応が過剰に起こり、主に鼻水・鼻づまり・くしゃみといった鼻炎症状が続く状態です。
このアレルギー性鼻炎の原因でもっとも多いものが花粉です。
花粉にも種類がさまざまあり、スギ・イネ・ブタクサなど花粉症の原因になる花粉は人それぞれ異なります。
2.花粉症の主な3大症状
花粉症の主な症状には鼻水、鼻づまり、くしゃみがあります。これらが花粉症の代表的な3大症状といわれています。
花粉症の鼻水は、風邪をひいたときに出る黄色い粘性の高い鼻水とは異なり、水のようなサラサラした透明のものが止まらずに出てくることが特徴です。
鼻づまりは、鼻粘膜が腫れて鼻とのどの通り道が狭くなることで起こります。
鼻の粘膜についた花粉を異物として体外に排泄しようと、くしゃみが起こります。
花粉症のくしゃみは風邪やインフルエンザよりも回数が多く、多くの花粉症の患者が悩まされている症状の一つです。
花粉症には、代表的な3大症状以外にもさまざまな症状があります。
目のかゆみは、アレルギー性結膜炎と呼ばれ、花粉症のような季節性アレルギー性鼻炎に合併する症状の一つです。
目そのものがかゆくなる他、まぶがやまぶたの縁の部分の皮膚までもがかゆくなることがあります。
また、ゴロゴロした感じ、涙目、目ヤニ、充血などの症状がでることもあります。
のどの痒みや痛みも、花粉症のような季節性アレルギー性鼻炎に多く見られる症状です。
とくにアレルギー性鼻炎の症状がひどくなると、鼻づまりを起こして口呼吸になるため、のどに到達するアレルゲン(花粉)の数が多くなります。
そのため、余計にのどがかゆくなり、痛みや違和感などを伴うことがあります。
鼻の症状と喉の痛みが合併すると、風邪の初期症状と見分けがつきづらく、医師もしばしば診断に迷います。風邪の場合は、悪寒や発熱を伴うことがあり、くしゃみから咳へと移行しやすいですが、花粉症ではそれらの症状はありません。
花粉症は睡眠に影響がでるとされています。
睡眠が不十分になる結果、日中に眠気が強くなり、一日中だるさが続く・寝ても寝ても眠くなる・やる気が起きない・思考力や記憶力が低下するなど日常の生活に影響が及ぼすことがあります。
花粉症と睡眠の関係性については、4章で詳しく解説します。
花粉症では症状が悪化すると頭痛を伴うことがあります。
鼻づまりによる鼻呼吸ができなくなることや、花粉症により体内の細胞から放出される伝達物質ヒスタミンが関連しているといわれています。
また、花粉症の症状により、鼻の粘膜が腫れると慢性副鼻腔炎を合併しやすく、慢性副鼻腔炎による頭痛や頭重感(頭の重い感じ)の症状がでることもあります。
3.花粉症が日常生活に影響を及ぼすこと
花粉症は日常生活にどのような影響があるのでしょうか。花粉症に多くみられる、生活への影響についてご紹介します。
・集中力の低下・思考力や記憶力の低下・倦怠感・疲労感・イライラ・ゆううつ感・人付き合いが煩わしく感じる
花粉症では、鼻炎症状の煩わしさに加えて、鼻づまりにより睡眠の質が低下し、全身の倦怠感やイライラ、頭痛のような症状が起こることがあります。
また、精神的な症状ではイライラの他に、集中力の低下、不安感など不安定になりやすくなることがあります。
さらに症状が悪化すると、うつ状態になったり、人付き合いが煩わしくなるなどといったケースもあります。
花粉症による睡眠障害がこれらの原因になることがあります。
4.花粉症が睡眠に関係する理由
花粉症はどの程度睡眠に影響しているのでしょうか。
2008年に報告された論文によると、花粉症の症状が睡眠に及ぼす影響があると感じる割合は75%以上にも及ぶことが明らかになりました。
この花粉症が睡眠に関連する理由は、花粉症自体からくるものと、薬の副作用のものからと大きく3つに分けられます。
参考)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000121254.pdf
花粉症で眠くなる原因の一つに睡眠障害があります。鼻づまりによる息苦しさや、くしゃみによる睡眠の中断など、花粉症の症状は、睡眠の質が低下する原因となります。
ひどい場合は、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすこともあります。
睡眠時無呼吸症候群とは、名前の通り睡眠中に一時的に呼吸が停止する状態のことをいいます。
睡眠時無呼吸症候群は肥満の方に起こりやすいといわれています。しかし、花粉症でも起こりやすいといわれています。
鼻づまりが起こり、鼻から息が吸い込みにくいためのどの奥に陰圧がかかってしまい、症状が悪化すると息が止まってしまうことがあります。
そのため、夜間の苦しさから、睡眠が十分にとれず、眠りが浅くなることがあります。
睡眠が十分にとれないことで、体の疲れがとれず、朝からグッタリしたり日中眠くなりやすくなります。
スギなどの花粉症の原因となるアレルギーの原因物質が体内に入ると、体はそれらを排泄するために免疫細胞から抗体(IgE)を放出します。
この抗体が、さまざまな細胞に作用し、インターロイキン、ロイコトリエンなどといった炎症性メディエーターとよばれる免疫細胞が連鎖的に放出されます。
この炎症性メディエーターとよばれる物質は、くしゃみや鼻水を起こし、原因物質を体外に排泄させます。
一方で、強い眠気を生じる物質も複数あります。
つまり花粉症で産生される免疫物質には強い眠気を促すものが含まれており、それが眠気の原因になることがあります。
花粉症の治療薬を服薬している場合、とくに抗ヒスタミン薬を服用中の方は副作用で眠気が起こる可能性があります。
ヒスタミンとは、花粉症に関連している化学伝達物質で、鼻水、くしゃみなどを誘発する作用があります。
一方で、ヒスタミンは脳内にも存在し、脳内では覚醒と睡眠の働きに関連しています。
そのため、花粉症の症状を和らげようと抗ヒスタミン薬を使用し、薬が脳内のヒスタミンの働きまで抑えてしまうと、眠気が増強することがあります。
これが抗ヒスタミン薬による副作用の眠気となります。
抗ヒスタミン薬の副作用に眠気がありますが、実はそれぞれの成分によって眠気が現れる度合いが変わります。
これは抗ヒスタミン薬の脳への移行率が、成分によって変わるためです。
そのため、抗ヒスタミン薬といっても一概にすべての眠気が同じ程度あるわけではなく、中には比較的眠気が現れにくいものもあります。
また、抗ヒスタミン薬は大きく分けて「第一世代抗ヒスタミン薬」「第二世代抗ヒスタミン薬」の2種類があります。第二世代は、「抗アレルギー剤」とも呼ばれます。
それぞれの眠気についての特徴と代表的な成分について以下にまとめました。
第一世代抗ヒスタミン薬 | 第二世代抗ヒスタミン薬 | |
種類 | 鼻炎症状を起こすヒスタミンの働きを抑え、鼻水や鼻づまり・くしゃみといった鼻炎症状を改善します。 一方で、眠気や口の渇きが強く出ることがあります。 | 第二世代では、抗ヒスタミン作用だけではなく、その他のアレルギー物質を抑える作用も併せ持つことが特徴です。 眠気などは第一世代に比べ少ない傾向。 |
眠気の度合い | 比較的強い | 比較的弱い |
成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩・クレマスチンフマル酸塩・カルビノキサミンマレイン酸塩・ジフェニルピラリン塩酸塩 | セチリジン塩酸塩・フェキソフェナジン塩酸塩・エピナスチン塩酸塩・エバスチン・ロラタジン・メキタジン |
抗ヒスタミン薬の中では、第一世代より第二世代の方が脳への移行が少なく、眠気が起きにくいとされています。
しかし、第二世代の抗ヒスタミン薬であっても、その人の体質によって眠気が現れることがあります。初回投与時には、運転を避けるなど様子をみることが必要です。
第二世代抗ヒスタミン薬は、大きく分けると「ピペラジン系」「ピペリジン系」「三環系」の3系統に分けられるので、眠気や効き目に満足ができない場合は、別系統の薬を選ぶことも効果的です。
5.本当に花粉症? セルフチェックと見極めポイント
「今年の春はやけに眠くてだるさが続いている」「鼻水がダラダラ出ており、頭がボーッとしているが、花粉症なのか風邪なのか」
とくにこの時期にくしゃみや鼻水が続いたり一日中眠気が続いたりすると、風邪なのか花粉症なのか気になるところですよね。
花粉症はアレルギー症状の一つですが、症状の現れ方は人によりそれぞれです。
この章では、自分が花粉症か風邪かどうかの見極めポイントについてご紹介します。気になる方はぜひチェックしてみてください。
主となる症状 | 付随して起きる症状 | |
鼻 | ・透明でサラサラした鼻水が大量に出る・鼻の奥がムズムズする・くしゃみが連続で何度も起こる・鼻づまりが起こり、口呼吸になる、苦しくて眠れない・鼻の不快な症状が7日間以上続く | |
のど | ・のどがかゆい・のどがいがらっぽい | ・口呼吸により、のどが痛くなる・鼻閉があると味覚がわかりづらい |
目 | ・目が痒い・目が充血している(アレルギー性結膜炎)・涙がたくさん出る・目の中がゴロゴロする(異物感)・目がただれる | ・二次感染症が起こると、目ヤニと目の腫れで、目が開けられない |
皮膚 | ・肌がピリピリする・肌にかゆみがある・化粧のノリが悪くなる(女性)・肌がかぶれる | ・顔が腫れぼったくなる・目の周りがかぶれる |
頭 | ・頭痛、頭重感・ボーっとする・集中力がなくなる | |
気管 | ・アレルギー体質で気管支喘息を伴う場合に、喘息症状を随伴することがある | |
耳 | ・耳の奥がかゆい | |
全身 | ・倦怠感 |
また、それ以外にも、季節的なものか一年中のものか、症状がでる時間・住まい・年齢・職業・既往歴・生活環境によっても、花粉症かどうか判断が分かれます。
鼻水やくしゃみなどの症状が続いていたとしても、全てが花粉症の症状とは限りません。風邪症状にも同じような症状があります。
風邪と花粉症の違いは、主に以下のようなことがあります。
花粉症 | 風邪 | |
継続する期間 | 数ヶ月 | 数日から1週間程度 |
鼻水の状態 | 水のようなサラサラした鼻水が大量に出る | 最初は水のようでもやがて黄色の鼻水に変化する |
熱 | 基本的にはなし | 37〜38度台の熱が出る |
目の症状 | 痒みを伴うアレルギー性結膜炎あり | 細菌性結膜炎で目やにが出る場合がある |
その他 | 悪寒なし | 悪寒ありその他下痢を伴う場合も |
花粉症と風邪には主にこのような違いがありますが、区別がつきにくいため、長く症状が続いていたり、気になる場合には、内科、もしくは耳鼻科を受診するようにしましょう。
6.花粉症での眠気やつらい症状を和らげる対策
花粉症の眠気を和らげるためには、眠気そのものに対策するよりも、まずは原因である花粉にできるだけ接しないよう対策をし、鼻汁や鼻詰まりなどのつらい症状を軽くすることが大切です。
この章では、今できる対策についてご紹介します。
花粉の飛散量が多いときには、花粉の侵入を防ぐためにしっかり窓を閉めましょう。
換気をする際は、窓を小さく開けて短時間で行うように心がけます。
また、空気清浄機をかけて室内での花粉の飛散を防ぐことやこまめな掃除は、室内に入った花粉を除去できるため効果的です。
また、花粉が飛散するシーズンは布団を外に干すことを控えめにし、なるべく布団乾燥機などを使用しましょう。
外出時は、花粉が体に入り込まないように気を付けましょう。
帽子・マスク・眼鏡などをきちんと着用し、ウールやアクリルといった毛織物などのコートは花粉が付着しやすいので着るのを避けましょう。
衣類に付着した花粉は、粘着ローラーや手で払ったとしても限界があるため、花粉が付着しにくい表面がツルツルしている綿やポリエステルの素材のアウターがおすすめです。
気温差による空気の対流や人の動きによっても花粉飛散量は1日の中でも変化するため、外出時間にも気を付けましょう。
とくに屋外では、昼前後と日没前後に多く飛散するといわれているため、その時間帯の外出を避けることも大切です。
衣類や髪に付着した花粉は玄関の外で払ってから家に入りましょう。
また、マスクや眼鏡などのすき間から入って目や鼻に付着した花粉を洗い流すためには、洗眼・鼻うがいが効果的です。
洗眼はぬるま湯で行うことも可能ですが、洗いすぎは目に負担がかかることもあるので、市販の洗眼液を使用することがおすすめです。
鼻うがいは、水道水で行うと浸透圧の影響で鼻の奥が痛くなることがあるため、体の体液と同じ浸透圧の0.9%食塩水(1リットルの水に対して0.9gの食塩を溶かす)を作るか、市販の液剤を使用するとストレスなく行うことができます。
花粉症の治療薬によって眠気が強く、生活に支障が出る場合は、薬の変更を検討することも一つです。
花粉症の薬には、飲み薬をはじめ、点鼻薬、点眼薬などさまざまあります。
体質や効き目、副作用によってもその人に合う薬は変わってくるため、眠気が我慢できない、眠気によって運転できない、勉強や仕事に集中できないなどある場合は、かかりつけの医師に相談してみましょう。
花粉症の症状を和らげるためには、生活習慣を見直すことも大切です。
とくに、お酒は血管を拡張させ、鼻づまりを悪化させたり、アルコールの代謝物が花粉症の原因となるヒスタミンの分泌を促します。
花粉症の症状を和らげたい場合は、控えるように心がけましょう。
タバコや香辛料も鼻粘膜を刺激しやすく、花粉症の症状が悪化しやすいため避けるほうが無難です。
またサラダ油、植物性の油に含まれるリノール酸は、アレルギーを誘発するアラキドン酸を増やす働きがあるため、食べ過ぎに注意しましょう。サラダ油・紅花油、コーン油、大豆油、ひまわり油、加工食品に使われる加工油脂、マーガリンなどに多く含まれます。
一方で、魚の油・EPA/DHAは炎症を抑えるため、しっかり摂取しましょう。
また、海藻や野菜などの水溶性食物繊維を積極的にとるように心がけましょう。
水溶性食物繊維は大腸の中の酪酸菌によって、酪酸とよばれる成分を産生します。
酪酸は免疫細胞に働きかけ、アレルギーを調整する働きのある教育者のような抑制性T細胞(Tレグ)へと整腸させるといった働きを持ちます。
過労・睡眠不足・ストレスを避ける生活も花粉症の症状が悪化するといわれています。
リラックスする時間をつくる、十分な睡眠をとる、ストレス解消できることをみつけるなどご自身の生活を見直してみましょう。
▼つらい花粉症を和らげるには? 日常から取り組める生活習慣の見直し方
https://wellmethod.jp/hay_fever/
7.花粉症の眠気の理由を知ることで、自分に合った対策を行いましょう
花粉症は眠気が直接関係するものもあれば、間接的に関係するものもあります。
そのため、眠気で困っている際は自分がどのタイプに当てはまるかを知ることが大切です。
また原因は一つとは限りません。
「この時期は仕方がない」「ちょっと我慢すれば大丈夫」と思わず、受診している医療機関があれば、相談してみるのも一つの手です。
筆者も以前、花粉症の治療薬の眠気に悩まされたことがありましたが、かかりつけの医師に相談して薬を変えてもらった途端に、眠気がピタッとおさまったことがありました。
まずは花粉症における眠気について理解し、花粉を防ぎ、眠気についてもできるだけ予防することで快適ライフを送ることにつながります。
これからも健やかに輝く毎日であるために、自分の体のことについて振り返ってみましょう。
この記事の監修は 医師 桐村里紗先生
医師桐村 里紗
内科医・認定産業医tenrai株式会社代表取締役医師日本内科学会・日本糖尿病学会・日本抗加齢医学会所属
愛媛大学医学部医学科卒。皮膚科、糖尿病代謝内分泌科を経て、生活習慣病から在宅医療、分子整合栄養療法やバイオロジカル医療、常在細菌学などを用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。現在は、執筆、メディア、講演活動などでヘルスケア情報発信やプロダクト監修を行っている。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演。その他「とくダネ!」などメディア出演多数。
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和重 景
【ライター】主に、自身の出産・育児やパートナーシップといった、女性向けのジャンルにて活動中のフリーライター。夫と大学生の息子と猫1匹の4人暮らし。座右の銘は、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。
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