吸じん力が高く手入れも楽なシャープの加湿空気清浄機
パワフルショットとパワフル吸じん運転を試す
それでは早速、パワフルショットとパワフル吸じん運転を試してみよう。まずはパワフルショットから。
・プラズマクラスター25000を前方に放出するパワフルショット
パワフルショットでは、本体の前ルーバーから、除菌や消臭、静電気抑制に加え、肌の保湿効果もある高濃度プラズマクラスター25000を、(放っておくと)約8時間、2m先まで届くくらいの風量で放出する。途中で停止するには停止ボタンを押し、ボタンを押す前の状態に戻したいときはショットボタンを押す。
パワフルショットの紹介映像。シャープのYouTubeより運転音は、会話をするのに耳障りなレベル。4~5分だけ運転するなら大丈夫だが、数時間続くのは辛い。出かける時に運転させ、ソファーや洗濯物などに直接あてて除菌・消臭するという使い方がオススメだ。
実際に、上着やYシャツなどをかけていて、年をとるにつれて増えてくる加齢臭のニオイが漂うクローゼットにパワフルショットをしてみた。2時間後、ニオイはほぼ消えていた。
ショットボタンを押すとパワフルショットが始まるクローゼット内をピンポイントで脱臭・花粉などを一気に除去するパワフル吸じん運転
吸じんボタンを押すとパワフル吸じん運転が始まるパワフル吸じん運転では、60分かけて微粒子を通常運転より多く吸じんする。最初の10分は、本体上部から高濃度プラズマクラスター25000を放出し、静電気で壁などに微粒子が付着するのを抑えながら一気に吸じんする。そして、残りの50分では、高感度ホコリセンサーの感度を自動で高め、微粒子を検知しながら、より強力な風量で吸じんする。
我が家では、窓の近くにKI-EX55を設置しているが、センサーの感度を高めた運転が始まると、カーテンがなびくほど風量は強力だ。運転音も大きくて、声を大きくしないと会話ができないほどだ。
体感では、空気清浄運転の風量強(52dB)よりも大きいと思う。床に響くほど細かい振動も感じるので、マンション等で下の階に住人が居る場合は、夜間の使用は控えたほうが良いだろう。
実際に、外出先から帰宅した直後にボタンを押してみたが、衣服や体についた花粉やホコリを十数分で一気に吸い込んでくれるので、自分の周りの空気がかなりスッキリする。音がうるさく振動も大きいが、長くても15分~20分運転できれば空気はキレイになる。
ちなみに、パワフル吸じん運転の風量があまりにも強かったので、電気代を表示してみた。すると、おまかせ自動運転時で4円/24hだった電気代が、35円/24hに跳ねあがっていた。