子どもがコロナに… 家庭内感染を防ぐためにできる「6つ」のこと。厚労省がイラストまとめ

新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。「家庭内感染」にも注意が必要です。

厚生労働省

内閣官房もTwitterで「オミクロン株による感染の急拡大がみられています。これまで通り、基本的な感染対策をお願いします」として、厚生労働省の作成したイラストを参考にするように呼びかけています。家庭内で感染者が出た時や、子どもが感染した場合はどうすれば良いのか。イラストに掲載された注意点を、改めてまとめました。【BuzzFeed Japan/籏智 広太】

1. 部屋を分ける

個室にする。部屋を分けられない場合は、2m以上の距離を保ち、仕切りやカーテンの設置などをする。子どもの場合は可能な範囲で。

 子どもがコロナに… 家庭内感染を防ぐためにできる「6つ」のこと。厚労省がイラストまとめ

2. 窓を開けて換気

定期的に換気する。共用スペースや他の部屋も窓を開けるなどして換気する。

3. マスクを着用

マスクを隙間なくフィットさせ、正しく着用する。外す時は表面に触れないように紐部分を持ち、外した後は手洗いを。子どもが感染している場合も、本人や同居家族を含めできる限り着用する。ただし、2歳未満への着用は、息が詰まるなどの危険があるのでやめる。

4. こまめな手洗い、消毒

こまめに石鹸で手洗いし、アルコール消毒する。ドアの取っ手、ベッド柵、トイレ、洗面台など共用部分を消毒する。子どもが感染した場合はテーブルや椅子、ドア、テレビやエアコンのリモコン、トイレ(便座など)、 おもちゃ、文房具なども幅広く消毒する。

5. 汚れたリネン・洋服を洗濯

汚れた衣服やリネンは、 手袋とマスクを着用し、 一般的な家庭用洗剤で洗濯し、完全に乾かす。特別な対応は不要。子どもの場合は、着衣の交換・洗濯、清掃などを徹底する。

6. ゴミは密閉して捨てる

室外に出すときは密閉して捨てる。 鼻をかんだティッシュなども、すぐに2重のビニール袋で密閉し捨てる。手洗いも忘れずにする。

子どもが感染した際に注意すべき「3つのポイント」は?

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(1)機嫌、食欲、顔色、呼吸の様子などを観察する。機嫌がよく、食欲があり、顔色が普通であれば基本的に心配はない。(2)意識がはっきりしない、機嫌が悪い、食欲が低下している、水分がとれない、顔色が悪い、息苦しそう、嘔吐を繰り返すなどの場合は保健所やかかりつけ医に早めに相談する。(3)自らの体調管理、体調不良の意思表示が十分にできないことに留意し、健康状態のチェックを入念に行う。

家族に感染者が出た場合の「3つのポイント」は?

(1)感染者の世話はできるだけ、限られた人で対応する。心臓、肺、肝臓に持病のある人、糖尿病の人、免疫の低下した人、妊婦などが世話をするのは避ける。(2)療養期間中は感染を広めてしまう可能性があるため、療養者は外出を避ける。(3)家族、同居者も熱を測るなど健康観察をし、 外出は避け、体調不良時は、登校や出勤を控える。