「スポットクーラー」おすすめ7選 工事不要、エアコン取り付け不可の部屋でも涼しく快適に【2021年最新版】
ルームエアコンが取り付けられない部屋でも、工事不要で設置して使用でき、すぐに涼しい風を出してくれる家電が「スポットクーラー」です。比較的コンパクトなモデルが多く、家の中のさまざまな場所を冷風で快適にしてくれます。
置き場所の自由度が高い「スポットクーラー」(アイリスオーヤマ「ポータブルクーラー」 出典:Amazon)便利なスポットクーラーですが、効率良く使うには注意しておきたいポイントもあります。ここでは、スポットクーラーの選び方とおすすめモデルを紹介していきます。暑い季節を乗り切る参考にしてください。
目次アイリスオーヤマ「ポータブルクーラー」「スポットクーラー」は、扇風機やサーキュレーターなどと異なり、一般のエアコンと同様に「熱交換」方式によって冷風を送り出す装置です。ルームエアコンは室内機と室外機に分かれていますが、スポットクーラーはこれが一体化したものというイメージ。室外機が不要で、固定して設置する必要もないため、工事不要でさまざまな場所に置けるのが特徴です。キャスターが付いたものなら宅内の移動も簡単です。
機構はコンプレッサー方式の除湿機と同じ。このため、ほとんどのスポットクーラーは除湿機能も備えており、じめじめした季節や、洗濯物の室内干しにも活躍してくれます。
ちなみに、冷風を出す家電として「冷風扇」(れいふうせん)がありますが、これは水の気化熱を利用して冷たい風を送り出す家電です。ここで紹介するスポットクーラーとは、原理が全く異なる別のものです。
どこにでも置けるのがスポットクーラーのメリットですが、注意しておきたいのは「冷風と同時に熱も排出する(普通は背面から)」ということ。「エアコンの室内機と室外機が一体化したもの」というイメージ通りで、これは原理上避けることができません。
このため、閉め切った室内で排熱を室外に逃がさずに冷風運転を続けると、むしろ室温が上昇することになってしまうので注意が必要です。スポットクーラーのメーカーもその旨を説明しています。
窓用のパネルとダクトで屋外に排熱できるモデルも(写真はアイリスオーヤマ「ポータブルクーラー」)多くのモデルには、背面に取り付けるエアダクト(ホース)が付属していることが多く、ダクトを通じて室外に熱を逃がせます。ダクトを窓枠に取り付けられるパネルが付属するモデルもあり、これを利用すれば屋外に排熱することで室温の上昇を効果的に抑えられます。利用する部屋や設置環境に応じてチェックしておきましょう。
冷房能力は「kW」(キロワット)で示されています。家庭用では2kW〜2.2kW程度がスタンダードで、6畳程度の部屋をカバーできます。冷房能力は同じ機種でも電気の周波数によって違いがあり、50Hz地域より60Hz地域のほうが高くなります(消費電力も上がります)。
機種によりますが、電気はスタンダードな機種でも8〜9A(アンペア)程度が必要になります。使用してもブレーカーが落ちないかどうか確認しておきましょう。
スポットクーラーでは内部で水(ドレン水)が発生します。コンプレッサー方式の除湿機と同じ仕組みですが、スポットクーラーでは水を内部で蒸発させ、排水処理を不要にしている「ノンドレン」タイプの機種があり、排水の手間と労力が省けるのでおすすめです。
タンクが満水になると運転を停止したり、送風運転に切り替えてくれる機能を備えた機種がオススメ(写真はナカトミ「ミニクーラー MAC-10」 出典:Amazon)ただし、ノンドレンタイプでも湿気の多い部屋で利用する場合、処理が間に合わずにタンクに水がたまることがあり、この場合は手動で処分する必要があります。除湿をメインにうたったモデルでは、取り外し可能な大容量タンクを備えることで、排水作業の頻度を減らしているものもあります。
また、スポットクーラーは動作音が比較的大きくなります。ルームエアコンでは室外機に搭載しているコンプレッサーを内蔵しているためです。就寝時など、静かな状況で使いたいのであれば、運転時の音量も確認しておきましょう。
出典:AmazonAmazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック冷房能力(50Hz/60Hz):2.0kW/2.3kW
冷暖房器具などを販売するナカトミのスポットクーラー。標準的な冷房能力を持ち、で評価の高いモデルです。消費電力(強)は750W(50Hz)/770W(60Hz)。
ノンドレン式で、冷風運転時はドレン水の排出が不要(除湿時はホースで排出が必要)。排熱ダクトと窓枠パネルが付属しており、背面からの排熱を室外・屋外に逃がせるようになっています。操作はリモコンで行えます。
本体サイズは37(幅)×34.5(奥行き)×70.5(高さ)cm、重さは約22kg。移動に便利なキャスターが付いています。
出典:AmazonAmazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック冷房能力(50Hz/60Hz):2.0kW/2.2kW
アイリスオーヤマのスポットクーラー「ポータブルクーラー」のスタンダードモデル。標準的な冷房能力を持ち、7畳までの部屋に対応するとしています。ドレン水を内部で蒸発させる「ノンドレン」式です。消費電力は755W(50Hz)/870W(60Hz)。
リモコン、排気ダクトや、ダクトを窓に取り付けるパネルなどが付属しています。2021年モデルでは、窓パネルがシャッター式になり、使わない時もパネルを外さすにシャッターを閉めることで外気などの侵入を抑えることができます。また、補助鍵が付属し、窓の内側に取り付けることで、窓と窓パネルを固定できます。
サイズは286(幅)×320(奥行き)×700(高さ)mm、重さは約22kg。移動に便利なキャスターも付いています。
出典:AmazonAmazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック冷房能力(50Hz/60Hz):2.0kW/2.2kW
アイリスオーヤマ「ポータブルクーラー」のスタイリッシュなデザインのモデル。標準的な冷房能力を持ち、4.5〜7畳の部屋に対応するとしています。ドレン水を内部で蒸発させる「ノンドレン」式です。消費電力は490W(50Hz)/600W(60Hz)。
本体サイズは約31.5(幅)×39.5(奥行き)×77(高さ)cm、重さ約24kg。移動に便利なキャスター付き。リモコンや排気ダクト、ダクトを窓に取り付ける窓パネル、補助鍵などが付属します。
5〜8畳の部屋に対応するモデル「IPP-2621G」(2.2kW/2.6kW)もラインアップしています。
出典:AmazonAmazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック冷房能力(50Hz/60Hz):3.1kW/3.5kW
アイリスオーヤマ「ポータブルクーラー」のハイパワーモデル。8〜12畳の部屋に対応できるとしています。暖房機能も搭載しており、冬でも利用できるのが特徴です。冷風の消費電力は875W(50Hz)/1040W(60Hz)。
本体サイズは約39.3(幅)×42.5(奥行き)×80.4(高さ)cm、重さ約34kg。移動に便利なキャスター付き。リモコンや排気ダクト、ダクトを窓に取り付ける窓パネル、補助鍵などが付属します。
冷房能力は同じで暖房機能を省いたモデル(IPA-3521G)、7〜10畳の部屋に対応するモデル(冷房のみ:IPA-2821G、冷暖房:IPA-2821GH)もラインアップしています。
出典:AmazonAmazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック冷房能力(50Hz/60Hz):0.41kW/0.43kW
ナカトミ「ミニエアコン MAC-10」は、サイズが29.5(幅)×29.5(奥行き)×44(高さ)cm、重さが約13kgというコンパクトなモデル。卓上での利用も可能とうたっています。冷房能力は高くは置き場所を選ばないため、キッチンやウォークインクローゼット、風呂上がりなど、さまざまな場所で利用できます。消費電力は188(50Hz)/215W(60Hz)。
付属ダクトを冷風口に取り付ければ送風の向きを自由に変えられ、排熱口に装着すれば排熱を室外に逃がせます。ドレン水は内部にたまりますが、タンクがいっぱいになると冷風運転から送風運転に切り替わり、満水であることを表示灯の点滅で知らせてくれます。
出典:AmazonAmazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック冷暖房器具の大手メーカー、コロナの「どこでもクーラー」は、冷風に加え、衣類乾燥除湿機としての機能もうたうモデルです。消費電力(1日10L除湿モデル)は除湿時で205W(50Hz)/215W(60Hz)、冷風時で220W(50Hz)/240W(60Hz)。冷風時の消費電力は低めですが、その分冷房能力はあまり高くなく、除湿での出番が多くなりそうなモデルです。
除湿能力は10L/1日(60Hz)。5.8Lの大容量排水タンクを搭載しています。排熱ダクトが付属しており、熱を室外に逃がせます(窓枠は別売り)。
サイズは25(幅)×38.6(奥行き)×60(高さ)cm、重さ13.5kg。キャスター付き。
出典:AmazonAmazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック冷房能力(50Hz/60Hz):2.0kW/2.2kW
冷暖房機器メーカー、トヨトミの冷暖房兼用タイプ。夏は冷風、冬は温風と1年を通して使えます。冷風時の消費電力は590W(50Hz)/690W(60Hz)。
ドレン水を内部で蒸発させるノンドレン式で、付属の排水ホースを取り付けて併用することもできます。排気ダクト、窓パネルも付属します。操作はリモコンで行えます。
サイズは440(幅)×320(奥行き)×590(高さ)mm、重さ約26kg。キャスター付き。
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